劇場公開時より、高評価の作品だった。水木しげる生誕100周年記念作品とのこと。
正直、あんまり鬼太郎は好きではない。まだ、私が小学校低学年だった頃、鬼太郎は「墓場の鬼太郎」というタイトルで絵柄もおどろおどろしく読む気になれなかった。反対にアニメは、「ちゃんちゃんこ」とゲタの鬼太郎が妖怪相手に戦う、単純なヒーロー物となっていて、これも好きではなかった。
当作は、鬼太郎はほとんど登場せず、主人公は原作者を思わせる製薬会社の「水木」になっている。
出世の手がかりにしたい「水木」は社長の一族が暮らす寒村へやってくる。
ここからが、多くの人のコメントにもあるが、横溝正史の「犬神家の一族」の様なストーリー展開となる。「水木」は、風来坊の不思議な男を「ゲゲ郎」と名付け、一緒にこの村に伝わる謎を解いて行く。
ゲゲゲの鬼太郎を知らなくても、独立したアニメとして見れる作品になっている。
アマゾンプライムで視聴。