ミュージカル文化を根付かせた。 劇団四季有明劇場 「ライオンキング」 | 映画と音楽のある生活

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 劇団四季のミュージカルを最初に見たのは、新宿テント劇場での「CATS」だった。私は、それほどミュージカルが好きな訳ではないが、その後「CATS」を合計3回、「オペラ座の怪人」「アラジン」「コーラスライン」「リトルマーメイド」を各1回見た。

 東京や大阪に常設劇場を持ち、それぞれロングラン公演を続けるのだから凄いことだ。日本で歌舞伎以外に常設劇場を持っている劇団は、おそらく他は無いと思う。

 そんな中で「ライオンキング」は見たことがなかった。あんまり原作のアニメも好きではないし、少し子供向きと思ったからだ。

 最近、ドキュメンタリー番組で人間が動物に扮する舞台美術が素晴らしいと紹介していたのでチケットを予約した。S席を取ったら、なんと前から3列目だった。

 冒頭より、様々な動物に扮したキャストが大集合して度肝を抜かれた。確かに、人間と動物の被り物が1体となって演技をしている。

 ストーリーは、鉄板とも言える親子モノで、主人公のシンバと相手役のナラは子役が前半演じている。

 子役の2人も、発声も踊りも本格的でレベルの高さを感じた。

要所ごとに舞台セットも工夫して見る者を引き付けていた。GWだったので観客は子供が多く、家族で楽しめるファミリーミュージカルの定番だと思った。