岸井ゆきのと杉咲花の区別がつかないので視聴した。当作を見て彼女のことをハッキリ認識することが出来た。TVドラマ等では三枚目な脇役が多いが、当作では汚れ役とは言わないが、かなり際どい役を熱演している。
何の取り柄もないOLのテルコ(岸井ゆきの)は、偶然知り合ったマモル(成田凌)に片思をし、彼を思うあまり仕事が手につかずクビになってしまう。このマモルもいい加減な人間で、熱が出たから買い物してきてくれとテルコを呼び出しておいて、主婦きどりでテルコが部屋の掃除を始めると、その様子が気入らず彼女を叩き出したりする。
友人や同僚からも「そんなオレ様キャラの男に尽くすなんて、バカじゃないの?」と注意され続ける。しかし、マモルのことを忘れることが出来ないテルコは、また連絡があると、いそいそと指定された合コンのお店に出掛けたりする。
合コンでは、マモルの新しい恋人(?)であるスミレ(江口のりこ)を紹介され、またしてもテルコはマモルに振り回されることになる。
「スポンサーはビール会社?」とタイトルを付けたのは、当作は、とにかくアルコールを飲みながらダベるシーンが多い。しかも、「金麦」とかハッキリとラベルも見せている。一瞬、ビール会社とタイアップしたステルス広告かと思った。
ラストのテルコの独白は、ぶっ飛んでいる。彼女の恋は、もう相手を好きとか嫌いとか関係なく、自分の執着が全てとのこと。マモルに執着している時だけ幸せを感じるらしい。まさに「愛がなんだ!」なのだ。そのぶっ飛び方が、当作を単なる片思いドラマから脱却させていると思う。
私の知人にも「ダメンズ」が好きな女性がいる。なんで、こんな男を好きになって貢ぐのか不思議で仕方が無い。やっと別れたかと思うと、また元に戻っていたりする。
女性には、ダメ男に執着するDNAが刻まれているのだろうか?
Youtubeで活躍している精神科医や脳科学者に、一度質問してみたいと思った。
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