今年初めての映画館での視聴となった。「ゴールデンカムイ」は、最近読んだマンガの中では一番好きな作品で、全巻を持っている。
正直な感想としては、「非常に良く出来ており、原作に忠実だ。」と思った。マンガの実写化では「あるある」の、予告編で各キャラクターを演じる俳優さんごとに紹介しているが、全員を実に良く似せていると思う。中でも、鶴見中尉を演じた玉木宏は素晴らしいと思った。脳液がタレて来る状態や、団子を喰らいながら串を杉本の顔に突き通す等、2枚目ながら狂気の演技はさすがだった。舘ひろしの「土方歳三」も存在感バツグンだと思った。
アイヌの少女「アシリパ」を演じた山田杏奈もハマっていたと思う。
正直、他の作品では、殺されたり、強姦されかけたり汚れ役が多かった彼女だけど、ピュアな感じが良く出ていたと思う。
心配なのは「完結できるかどうか?」ということだ。主演の山﨑賢人は「キングダム」にも主演しており、今年の夏に続編が公開される予定だ。まさに、マンガの実写化俳優のトップと呼んで良いほどの活躍だ。どちらも大河マンガが原作なのだけど、両方とも完結させる意図はあるのだろうか?それとも、どちらかを優先させるのだろうか?
キングダムも同様だったが、タイトルバックの後に「続編の予告」の様なシーンが挿入されている。続編に登場が予定されるキャラクターが顔出しをしていたが、続編は来年なのだろうか?再来年なのだろうか?当作のペースで制作を続けると、いつ完結するのか気が遠くなってしまう。