いくらでも俳優の入れ替えが可能!「キングズマン」&「キングズマン;ファースト・エージェント」 | 映画と音楽のある生活

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 相変わらず、アマゾンプライムばかり見ています。当月の人気トップ作品が「キングズマン;ファースト・エージェント」だったので視聴した。同作を見ての感想は、なぜ、007の「M」が類似シリーズに出演しているのかが不思議だった。連続して当シリーズの第一作である「キングズマン(ザ・シークレット・サービス)」も見た。こちらの方が、ストレートに面白かった。

 これは悪役であるサミュエル・L・ジャクソンの怪演と、その荒唐無稽で、ぶっとんだ世界征服プランに寄るところが大きいと思う。悪役の部下の女性がアスリート用の義足をして、それに仕込んだ刃物で人を殺すという設定は、いろいろ意見があるだろうけど、ラストの主人公との格闘シーンは見どころになっている。

 ストーリー設定は、ロンドンに在る高級仕立店「キングスマン」が、実は裏では独立系の諜報組織であり、世界の平和を守っているというもの。第一作では、英国紳士然としたキングズマンのメンバーと、父親が元メンバーだが、その後に貧乏になった不良青年の対比が面白く、第三作では、第一次世界大戦を時代背景にその設立を描いている。 

 冒頭から、高級スーツを決めた英国紳士のスパイが登場し、「この人が主人公?」と思って見ると、案外あっさり殺されたり、、。「キングズマン」=英国のスパイ組織という設定を守れば俳優の入れ替えは自由の様だ。007シリーズの様に、主人公はジェームズ・ボンドでなくても良い訳だから、いくらでも続編の制作は可能な様に思えた。