実はカバー曲だった。 石川ひとみ 「まちぶせ」 | 映画と音楽のある生活

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 この曲が、実はカバー曲だったというと、「そんなこと知ってる!」と言われるかもしれない。もともとは、ユーミンが三木聖子という人に書いた曲だ。ユーミンは、楽曲提供に当たり三木聖子にインタビューをして彼女の実体験から、この曲を作ったという。(引用wiki)YouTubeで三木聖子版も聞くことができるが、素直で透明感のある歌い方をしている。三木聖子は理由は不明だが2年程度で活動を停止して引退している。

 5年後の81年に石川ひとみがカバーをして、本人としては最大のヒット曲となった。当時の石川ひとみは、NHKの人形劇「プリンセスプリンプリン」の声に起用されたり、知名度はあったがヒット曲には恵まれなかった。

 ここまで書くと、やっぱりユーミンは凄いと思う。ラジオのパーソナリティとしては人気があったが歌手としてはヒット曲が無く、これでダメなら歌手を辞めようと思った。ばんばひろふみ「イチゴ白書をもう一度」。CMタレントとして顔は知られていたが歌手としてはブレイクしなかった。小林麻美「雨音はショパンの調べ」。そして、石川ひとみのこの曲だ。ヒットメーカーとして、「神に近いものを持っている。」と思う。

 この曲だけど、今で言うと「ストーカー的」な歌詞がある。「別の人がくれたラブレター見せたり。偶然を装い帰り道で待わ。」と、私など性格の悪い女子を想像してしまう。

 石川ひとみも、この曲のカバーをする際に、自分も同じような経験があり、素直に歌うことが出来たそうだ。当時の女子の「あるある」なのかもしれない。

 でも、これが男で彼女に告白する為に校門で「まちぶせ」していたら、やっぱりストーカーで放送禁止になると思う。