何で岸辺にしたのかな? 高橋一生 「岸辺露伴 ルーヴルに行く」 | 映画と音楽のある生活

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 公開後、アマゾンプライムの無料配信が早い作品です。ということは、興行成績が振るわなかったのでしょうか?
 またしても、マンガが原作の作品だそうです。(おとっつぁん!それは言わない約束でしょう!)もちろん原作は読んだことがありません。また、NHKの連続ドラマとして放映されたそうですが、それも見たことがありません。
 予備知識なしで見ると、高橋一生演じる岸辺露伴の「ヘブンズドア!」等の特殊能力が理解不能で戸惑います。ストーリーは、謎に包まれた「黒い絵画」がルーヴルに在ると言うので、相棒の編集者の泉鏡花(飯豊まりえ)と一緒にパリに行くというもの。
絵画に秘められた謎を解くというと「ダヴィンチ・コード」を連想しますが、当作は宗教色も無く、「黒い絵画」の謎もシンプルで日本人にも分かり易いです。
 この作品で、驚いたのは共演者の飯豊まりえでした。最初に彼女を見た時に、なんとなく「ガッキー」のコピーかと思いましたが、当作ではメルヘン調の衣装に身を包み、わがままいっぱいの担当編集者を演じています。いつも天然でマイペースな彼女のキャラは、無愛想で上から目線の高橋露伴とはピッタリと思いました。
 当作を見た後、同じくアマゾンプライムで無料公開のNHKドラマ「岸辺露伴は、動かない。」の第2シーズンまでを視聴した。はっきり、こちらの方が面白いと思った。特にシーズン1の第二作目の「くしゃがら」が良かった。この作品だと、このくらいシールなネタの方が良く似合うと思う。

 キャラクターの名前だけど、何故「幸田露伴」にしなかったのだろう?相棒は、露骨に「泉鏡花」にしているのに?まさか、NHKドラマに忖度して「岸辺のアルバム」から頂戴したなんてことはないでしょうね。