今回、2回視聴したので合計3回見たことになる。以前に見た時は特別な感想を持たなかった。きっと、あまり真剣に見なかったのだと思う。
福山雅治と役所広司の「日曜劇場主役」の二人によるドラマ。
福山の結果が全てのドライな弁護士で、役所は殺人を犯した被告である。役所は犯行を自白しており、裁判で争うのは量刑のみと思われていた。ところが、いざ裁判が始まると役所の証言は二転三転して全員が翻弄されることになる。
ラストに役所広司演じる被告の男は死刑を言い渡される。いくつかの疑問が解消されなかったので、2回連続で視聴した。
まず、殺人をしたのは役所広司だと思う。もしかしたら被害者の娘(広瀬すず)が殺した現場を隠蔽したのかもしれない。広瀬すずが足が不自由なのは生まれつきではなく、工場の屋根から飛び降りたから。おそらく、当時から父親の性的虐待を受けていたと思われる。それを生まれつきといったのは、母親(斉藤由貴)が世間体を気にして嘘をついたのだろう。
役所広司が、自分のことを「器」というのは、以前の2人の殺人も今回の殺人も自分の殺意からではなく、他人(以前の殺人は借金取りに追われる被害者の為)の殺意を「汲み取って」犯したものという例えだと思う。
当たり前だけど、全体的に暗いお話しで、もっと気楽に見れる作品の方が好きだと思った。