欧米人はAIは悪魔と思うらしい? 「ミッションインポッシブル デッドレコニング Part One | 映画と音楽のある生活

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 大人気シリーズの第7作目です。8月11日の「山の日」に映画館に行ったら、なんとほぼ満席だった。

 安定した面白さで、とにかくアクションシーンの連続で目が離せない。ノンストップ映画とは、当作の事を言うのだろう。やっぱり凄いのは、カーチェイスも含めたアクションの迫力と、それをノースタントで演じるトム・クルーズの役者魂だ。とても還暦を過ぎているとは思えない。

 今回は、自我を持ったAIシステムを操る「キー」の争奪戦だ。文字通り、2つに分かれる十字の鍵の形をしている。舞台は、ローマにベニス、そしてラストが「オリエント特急」だからヨーロッパの観光地を舞台にアクションが続く。それにしても、欧米人はやっぱり「自我を持ったAI」は悪魔だと考えるらしい。これは映画の影響もあるのかもしれない。古典では、「2001年宇宙の旅」のハルから始まってターミネターの「インターネット」まで、終末に人間を征服するのは、いつも自我を持ったコンピューターとなっている。

 繰り返し、予告編で放映された崖からのバイクの飛び降りシーンはラスト前に出てくる。こんなことを、大スターのトム・クルーズ本人がやるのだから、やっぱりハリウッドは凄いと思った。