話題作でもあり、地元の映画館でも公開され、見にいこうかと思ったけど、止めた作品。
予告編を見ると、だいたいのストーリーが分かるし、なんだか退屈そうだし、なによりも「胸くそ作品」の予感がしたのです。
今回、アマゾンプライムで視聴したが、やっぱり苦行だった。
日本人は山麓で羊を飼う生活というと、なんだか憧れてしまうけど、当作品では自然や生活は、とても過酷に描かれている。
ストーリーは予告編通り、羊飼いの夫婦が羊の出産を手伝っていると半人半獣の不思議な生物を取り上げる。子供を亡くした夫婦は、その生物を自分の子供として育てようとするが、それは許される行為ではなかった。そこに、夫の弟も突然訪ねて来て、やがて夫婦は破滅を迎える、、、。
登場人物もセリフも少ない、それは監督の意図することだった様だ。主演の女優さんの演技が光っていると思う。美人さんなのに、終始スッピンで演技をしている。
また、「羊人間」のアダも良くできていた。これがチープな映像になると、一気に作品の価値が下がるのだが、子役と実際の羊を取り交ぜて撮影したのだろう。人間と一緒に歩くときに後ろ姿が多いのは、「エスター・ファーストキル」と同じ方法なのだと思う。
宗教的なメッセージも感じられるが、私が思い浮かぶ言葉は、「因果応報」だろうか?
アマゾンプライムで視聴