冒頭のシーンは凄いが、、、! 韓国映画「悪女」 | 映画と音楽のある生活

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 相変わらずの、ちょっとやり過ぎな韓国映画だと思った。

冒頭の主人公の目線で暴力団(?)を単身で壊滅させるシーンは強烈だった。最初は拳銃を撃ちまくり、弾丸が切れたら、両手で持ったナイフで殺戮を続ける。途中のジムのシーンで主人公が鏡に打ち付けられ、本人の画像が映ることで女性だと分かるのも秀逸な演出だと思う。

 ところが、その後の進展が「ニキータ」のオマージュと分かると、だんだんと興ざめしてくる。

 美女に変身して訓練所を出て、新しい生活を始めるが隣には、監視役の若い男性が住んでいる。お互いに恋心が芽生えるが、二人の運命は、、、?

 演出として、過去のシーンを頻繁に挿入しているが、見ていて分かり辛くなった。過去と現在がシンクロしてラストにオチがあるのなら良いが、そんなこともなく、もっとシンプルにアクションを楽しめる作品にした方が良かったと思う。

 「悪女」というタイトルで連想するのは、中島みゆきの歌なのだけれど、原題もそうなのだろうか?

 主人公の、この彼女は少しも悪女では無いと思った。

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