ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 「米国版 怪獣総進撃!」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 元々、劇場で見ようと思っていたが、見逃していたので今回アマゾンプライムで視聴した。映像には迫力があり、自宅のTVで見たのは残念だった。

ただ、それ以上がない作品とも感じた。私の様に幼稚園児からゴジラを見て来た者にとっては、どんなゴジラ作品のリメイク版を見せられても、子供の頃の印象に勝るものは無く、こんな感想になってしまう。

 内容は、前作で新怪獣の「ムートー」と戦ったゴジラが、今回は宿敵のキングギドラを始めとする「東宝の大怪獣オールスター」と戦うというもの。

 人間側のドラマとしては、陰謀論が大好きな米国らしく、世界に怪獣が生存することを知りながら、それを研究する秘密組織「モナーク」を中心に進んで行く。また、モナークのメンバーの一人である渡辺謙の芹沢博士がゴジラを助ける為に自らを犠牲にしてしまう。

 後日譚で、悪者が死んだキングギドラの頭部を手に入れたことと、巨大な猿と恐竜が戦っている壁画が発見されたことで、次回作の「ゴジラvsキングコング」へつなげている。

 バックの音楽に東宝時代の伊福部昭の音楽が使われていたのが懐かしかった。やっぱり米国版のゴジラはデザインが日本版と違うことに違和感がある。「シンゴジラ」では違和感を感じなかったのは、やっぱりゴジラ自身のデザインのせいだと思った。

 東宝のゴジラシリーズも末期になると全怪獣を登場させ過去のフィルムを挿入しながら「総進撃物」を作成していた。

 次回作のゴジラvsキングコングは劇場で見たが、米国版ゴジラシリーズも、それでラストにした方が良いと思った。

               アマゾンプライムで視聴