原題は「The Bucket list」で、これは首吊り自殺をする時に踏み台にしたバケツを蹴る「kick the Bucket」から来ているとNHKの英語番組で紹介された。興味を持ったので同作を一度見たいと思っていたら、NHKBSで放映された。
最近良くあることなのだが、途中で既に当作を見ていたことに気が付いた。もちろん劇場ではないと思うが、情けないことだと思う。
ストーリーは、入院で偶然同室となった大富豪(ジャック・ニコルソン)と自動車整備工(モーガン・フリーマン)は、不治の病であると余命宣告を受けてしまう。クイズマニアだが、家族だけを大切に思ってコツコツと仕事をして来たフリーマンは、このままでは悔いが残ると、大富豪ニコルソンの提案に乗って残りの人生でやりたいことリスト(バケットリスト)を作って二人で世界旅行に出掛ける。
ニコルソンのプライベートジェットに乗って世界の代表的な観光地を巡りながら二人は金を湯水の様に使いバケットリストを達成して行く。しかし、どこが満たされない気持ちになる二人であった、、。
結末は、極めてありきたりというか「幸せの青い鳥は身近にある」という、童話でも取り上げられたテーマに落ち着く。
余命宣告通り二人は死んでしまうが、その直前に自分にとって一番大切な物を見つけることができたというハッピーエンド(?)になっている。
名優二人の共演と、バックに世界の観光名所が見れる良作だと思う。
NHKBSで視聴