NHKBSでは、現在木曜日にバットマンシリーズを放映している。
この作品までは、映画館で視聴した。
前作ではジャック・ニコルソンに白塗り化粧のジョーカーを演じさせたが、今回は、悪役が小粒だと考えたのか2人登場させており、これが以後のシリーズ作品でも継続されている。
子供の頃、TVシリーズで見たバットマンの悪役ビッグ2は、ジョーカーとペンギンだったが、今回はペンギンの登場だ。 子供の頃のペンギンのイメージは燕尾服にシルクハットをかぶった鷲鼻の太った小男だった。なぜ彼がペンギンになったかはTVシリーズでは興味もなかったが、この作品では、誕生後に親に川へ捨てられ下水道でペンギンに育てられたという設定になっている。おそらくニューヨークと思われるゴッサムシティの下水にペンギンが生息できるのか?また、ペンギンが人間を育てられるのか?は、疑問だけど、この際、細かいことはいいのでしょう。
この作品で、もっともハマっていたのは、ミッシェル・ファイファーのキャットウーマンだと思う。サエない秘書から、キャットウーマンに変身すると仮面をかぶっていても、通常の佇まいも奇麗になっている。個人的には、次のシリーズに登場するアン・ハサウェイのキャットウーマンよりも好きだ。
こうして見ると、悪者二人はむしろ被害者で、本当のワルは実業家のマックスということになり、バットマンの印象はとても薄くなっている。
結局、ティム・バートンは当作でシリーズから降板している。あまり乗り気でなかった仕事の様に思われる。