宮崎駿 Spirited Away 「海外の人が一番だという日本映画」 | 映画と音楽のある生活

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 一時期、海外からの来客担当をしたことがる。雑談はいつも映画の話しをした。ほとんどの外国人が、他の映画がないくらい一番として挙げるのが、この作品だった。韓国、ヨーロッパ、東南アジア、国は違っても例外は無かった。中には、この作品を見て、日本に興味を持ったという人も多く。だから、「日本語を勉強するきっかけになった。」とか「日本に留学したくなった。」という人までいた。

 私も、公開当時映画館で見たのだけれど、宮崎駿監督作品としては、重厚さなら「もののけ姫」、軽妙さなら「ルパン三世カリオストロの城」の方が好きだ。ストーリーは、ほぼ無いといっても良いようなファンタジックな作品で、美しい画像と相まって独特の世界を作り上げているのが流石だと思った。

 興行的には、当時公開されていた「タイタニック」の観客動員数を越え、2020年に「Demon Slayer」に破られるまで、長く興行成績ナンバーワンの記録を持っていたそうだ。

 宮崎駿監督作品は、いずれも名作ばかりなので海外で高く評価されるのは嬉しいのだけれど、なんだか日本映画はアニメばかりと言われるのは、多少の寂しさも感じる。