キャットピープル「××の後、相手を喰い殺す黒ヒョウ族」 | 映画と音楽のある生活

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 82年の作品です。この頃は、やたら映画を見ていて何故この作品を見たのか不明です。おそらく主演のナスターシャ・キンスキーが好きだったので見たと思うのですが、「ワン・フロム・ザ・ハート」とどちらが先かも覚えていません。

 見た後で、1945年の映画のリメイクということを知りましたが、1945年版は、サイコホラーっぽい内容ですが、これは、完全にモンスターホラーになっております。

 ストーリーとしては、××すると黒ヒョウに変身して相手を喰い殺してしまう。(喰い殺すと、また人間の姿に戻る。)「ネコ族」(キャットピープル)の兄妹を中心に描かれています。 このお兄さんがどこかで見た顔と思えば、「時計仕掛けのオレンジ」でした。おそらく××すると変身するという設定自体で、今ならR15にはなると思います。

 意外とスプラッター度も高く、黒ヒョウの腹を裂いたら中から人間の手が出てくる等、ちょっとやり過ぎなホラー演出もあります。

 前年の81年に狼に変身するシーンで有名な「ハウリング」が公開されましたが、ナスターシャ・キンスキーが黒ヒョウに変身するシーンも頑張っていると思いました。

 主題歌をデビッド・ボウイが歌っています。

 話は全然関係ありませんが、島津ゆたかの不倫を歌った曲「ホテル」に「一度でいいから、貴方の背中に爪をたてたい~♬」という歌詞が

あります。

 キャットピープルは、爪どころか牙をたてて喰い殺す訳ですから、絶対に一緒にホテルに行きたくはありません。