007 ゴールドフィンガー「初めて見た洋画。イリヤは何故出てこないのだろう?」 | 映画と音楽のある生活

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 父親に連れられて見た最初の洋画です。小学校低学年でした。いま思えば、おそらくリバイバル上映だったと思います。

 「面白かったか?」と聞かれると「大変面白かった。」小学生にもおもしろい作品というと007ファンに失礼だけれど、これは褒め言葉です。

 特に興味深かったのは、悪役のボディガード「オッド・ジョッブ」を演じた日系プロレスラーのハロルド坂田です。いかつい体を燕尾服に包みシルクハットに仕込まれた刃物で相手を仕留めます。凶器の名前から「マッドハッター」と名付けば良かったと思うけど、後に「オッド・ジョッブ」は雑用という意味だと知った。その後、007には「私を愛したスパイ」で登場する「ジョーズ」等のモンスター子分が出てくるが、小道具といいキャラクターといい彼が最高だと思う

 中学生になり原作も読み「フィンガー」とは指という意味だと知った。そして、沖縄出身の兄弟5人組のグループの名前は「指5本」ということを理解した。ただ、アメリカに「ジャクソン・ファイブ」という兄弟グループが居たことを知ったのは、高校生になってからである。

日本人のほとんどがスズキのCMでマイケルを知った。

 この映画を見た直後の感想は、「この作品には、何故相棒のイリヤが出てこないのだろう。」ということだった。