その後、「真夜中のカウボーイ」や「クレイマーvsクレイマー」等の様々な作品に出演するダスティン・ホフマンだが、当作ではまだ若く、大学を卒業したが、どこの大学院に進むか決めきれない青年を演じていた。
私としては、やっぱりサイモンとガーファンクルの歌唱を切り離してこの作品は語れない。小さな恋のメロディがビージーズの楽曲と切り離せないのと同じである。
今回見返してみて、有名な教会で花嫁を奪いとるシーンより前半のミセス・ロビンソンとの不倫シーンの方が興味が持てた。確かにミセス・ロビンソンは魅力的でだと思う。
キャサリン・ロスはミセス・ロビンソンの娘なんだから、要するにいやらしい言い方をすれば「〇〇丼なんだな。」教会で花嫁を奪われる医学生なんて、何の罪もないのだから気の毒な役回りである。
劇中歌の「スカボローフェア」は、中学の頃ギターを弾いて歌っていた。印象的なフレーズの「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」はハーブの列挙だけれど、意味はあまりなく「おまじない的」なフレーズだと後になって理解した。
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