トランスポーター「ヨーロッパ製アクション映画の傑作シリーズ」 | 映画と音楽のある生活

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 リュック・ベッソン監督が製作と脚本。なんとなく大味なハリウッドのアクション映画に飽きてきたころ、登場したこのシリーズ!

  主演のジェイソンステイサムが一躍トップのアクションスターとなった出世作です。 シリーズは3作あるが、やっぱりこの第一作目が一番おもしろかった。

 昔、ライアンオニールが主演した「ザ・ドライバー」が同じくプロの運び屋を描いたが、この作品の方がおもしろいと思った。

 警部とのやりとりも小粋だし、ヒロインの台湾の女優さんも スタイルも良く 可愛らしくて魅力的だ。

 ストーリーは、自身のルールをクールに守るプロの運び屋のスティサムがヒロインのせいでルールを破らざるを得なくなり、結局は悪だくみに巻き込まれて行くというものだ。

 やはり特筆すべきは、カーチェイスもさることながらステイサムの鍛え上げた肉体でのアクションだろう。最初の消防用の斧を振り回す乱闘から、コンテナの扉を使ったり、床にコールタールをぶちまけてヌルヌルの格闘等。ワイヤーアクションなど勿論ないトレーラーの荷台に飛び移ってのラストシーンまで見る者を引き付けて離さない。

 なにも世界征服をたくらむ秘密結社がなくても、鍛え上げた主役の肉体としっかりした脚本があれば、スカッとするアクション作品ができるという見本だろう。

                アマゾンプライムにて視聴