レッドサン「〇大スターの競演は、だいたい、、。」 | 映画と音楽のある生活

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主に映画と昔聞いたレコードの感想などを書いています。

 子供の頃に映画館で見て、久しぶりにBSで見た。三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、日米仏の3大スターの競演が売りだった。子供ながら、おもしろく無い映画だと思った。概要は、西部劇の舞台にサムライが出てきて列車強盗と戦うというのだが、だいたい設定がデタラメである。その後、真田広之主演で「イースト・ミーツ・ウエスト」という映画も出来たが、これは日本製の映画である為、まだ設定等がそれらしく作っていて見やすい。

 3大スターというが、その頃チャールズ・ブロンソンといえば「マンダム」のCMに出てくるおじさんだし、アラン・ドロンは二枚目俳優として有名だったが作品は一度も見たことがなかった。

 その後、〇大スターの競演という映画を何本か見たが、どれも駄作だった。結局、俳優を競演させるだけでストーリーがおろそかになるのと、おのおののスターに見せ場を作れなければならないので、筋書に無理が出てくるのだろう。

 ラストにかけてはインディアンを悪役で登場させているが、もうその設定は現在では絶対に無理だろうと思う。

監督は007シリーズのテレンス・ヤングだ。タイトルの理由が良くわからなかったが、同じく日本人が出てくる「ブラックレイン」と真逆の意味に思えた。

                                            NHK BSで視聴