写真の補正 (4)
料理の基本は、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供することですね。
写真の場合は、白いものは白く、黒いものは黒く!
お客様から提供いただいた写真が、イマイチ..ということは良くあります。
特に、ストロボを使ってしまった場合、コントラストや明るさの面で、料理が映えないなど、
補正を必要とすることが多々あります。
上は、お客様(欧風カレーの「囲酒屋どっとこむ」様)から提供いただいた、野菜カレー。
撮影時にストロボを使っていますので、中央部分のコントラストは良いのですが、
遠い側(上側)が暗く、本来白く写って欲しい皿と御飯が、暗くなってしまいました。
この場合、コントラストと明るさだけで全体的に補正しても、それなりの写真になりますが、
光量の多い手前や中央のハイライト部分が飛んでしまうことがあります。
下の写真は、まず「皿と御飯」だけ明るさを持ち上げ、その後全体のコントラスト・明るさを
調整しています。
調整をカレーの具材にあわせたため、皿の手前側は白飛びしてしまっていますが、
白く写って欲しい御飯と、カレー具材のバランスが大きく変わり、映える写真になります。
この後、小さいサイズに加工するなどの場合は、コントラストを高めにしておくと、
小さくなっても、見た目がはっきりします。
後は、皿の周りのテーブルが無い部分や影、テーブルそのものを別な写真のものに
入れ替えてしまう、などすれば、さらに見栄えのする写真に加工することができます。
※ 「明るさ」と「コントラスト」を補正する
写真の補正 (3)
写真の「ゆがみ」が気になる場合があります。
本来まっすぐなはずの建物が曲がって写っている場合などです。
ズームレンズを使用している場合などは、撮影時に利用した焦点距離などによって、
この「ゆがみ」が、上の写真のように顕著に現れる場合があります。
(建物の壁が直線になっていませんし、覆いかぶさる様に写っています)
これは、レンズの「たる型ゆがみ」なので、撮影時に水平・垂直に注意したとしても、
避けることができません。
これを修正するには「レンズ補正」の機能を利用します。
直線や、先の記事のような水平・垂直を補正する場合には、下のようにグリッド表示に
しておくと、正確に作業できて便利です。
この写真の場合は、建物の直線と垂直を補正した結果、道路のタイルパターンが
曲線になってしまいました。(中央が盛り上がって見える)
こういった場合は、「ワープ」機能を使い、下側の部分を引っ張るようにすると、
レンズ補正であわせた建物に影響を与えずに、修正することができます。
補正した結果が、上の写真です。
「たる型ゆがみ」が補正され、建物も道路のタイルも直線になりました。
後は、黄色で示した部分をトリミングすれば完成です。
※ 「ディストーション」(ゆがみ)の補正
写真の補正 (2)
遠くのものは小さく、近くのものは大きく写るのが写真ですね。
広角レンズになるほど、その効果は顕著になります。
下左の写真は、椅子にかけた像を見下ろして撮っています。
このため、パースペクティブによって遠くの木や信号など、上が広がって写っていますね。
このままだと、微妙に気持ち悪い印象を受けますので、これを補正したのが、
下右の写真です。
高いビルを見上げた角度で撮影した場合などは、上窄まりな写真になりますが、
そのまま使って効果的な場合と、補正した方が良い場合があります。
基本的には、水平・垂直がずれている写真は、不安定な印象になることが多いので、
(躍動感などを表現したい場合を除き)、補正した方がいいでしょう。