部屋を片付けられない、
時間も気力もないと
悩んでいる人に朗報です。
散らかっていた方が
良くなることがあるよ！
こんな思いが、
当たり前として
頭の中にある人が多いよね。
「部屋は散らかっているよりも、
片付いている方がいい。」
まさか、
散らかっている方が良いという
情報があるなんて知らなかったよね。
これまで嫌ってほど
見てきた、
聞かされてきた、
思わされてきた、
整理整頓しましょう。
物は少ない方がいい。
物は出したら片付けましょう。
そうしましょうと発信している人が
たくさんいます。
それが出来ている人が
素晴らしいとされています。
素晴らしいとされているから、
そうしようとする人がたくさんいます。
でも出来ない人がたくさんいます。
出来ていないのは
良くないと感じさせる情報もたくさんあります。
片付いている部屋が良い。
片付いていないとダメ。
そう
信じてここまで来た人が
ほとんどだと思います。
でーすーがー。
乱雑で片付いていない部屋にも
メリットがあったのです。
うんうん。
やっぱりあるんだよね。
表と裏、
相反するもの、
どちらにもメリットが大体存在する。
「カズレーザーと学ぶ。」
というTV番組でそれが紹介されていました。
マウスの実験で、
床に迷路や回し車が
乱雑に置いてあるケースの中にいたマウスと、
床剤だけで何も置かないケースの中のマウスを
比較したところ、
乱雑の方が脳に刺激が与えられ、
記憶を司る海馬に
新しい神経細胞（新生ニューロン）が増えて、
より多くのことが記憶出来るようになるという結果が出ました。
これは人でも同様だそうです。
あと、
ミネソタ大学の実験で、
乱雑な部屋と
整理整頓された部屋で、
「ピンポン球の新たな使い方を考える」
というテストを大人対象で行ったところ、
乱雑な部屋の方が、
斬新で面白いアイデアが多いという結果が出ました。
部屋に乱雑に置かれた物が
脳の様々な記憶と結びつき、
創造性を促したと考えられるそうです。
これはどっちが良い悪いの話ではなく、
整理整頓された綺麗な部屋も、
乱雑で散らかった部屋も、
どっちにも良い面があるという話です。
となると、
これからの問題点は、
圧倒的に整理整頓の方が良いと
信じて疑わない価値観が
根付いてしまっているのをどうするか、
ですよね。
片付けられない自分を
ダメだと責めている人は
かなり多くいますからね。
部屋を綺麗にしている人は
褒められるけど、
散らかす人が
怒られることはあっても、
褒められことは確実にないからね〜
こう見ると、
肯定するのは難しそうだよね...
でもこの実験結果からすると、
散らかった部屋で過ごした人の方が、
記憶力が高く、
斬新で面白い発想をしている可能性があるのは
紛れもない事実。
子供がおもちゃで散らかした部屋は、
その子の記憶力と独創性を育てているのかもしれない。
かもしれないじゃなかった。
もうそうなんだった。
子供で考えてみると、
よく分かる気がするよね。
でも、
こういう情報が入ったとしても、
多くの人は
やっぱり綺麗な部屋の方がいいという
感覚を捨てられないと思う。
理想ではあるもんね。
気持ちも良いしね。
綺麗だと落ち着けない人もいるけど、
大半の人は
片付けなくてはならない、
この想いから
なかなか逃げられない。
ずっと綺麗にしなくてはならないと
植え付けられてきたんだから、
仕方ないよねーーー
でも、
片付いていないことで
自分を責めるのだけは、
もうやめても良いんじゃないかしら。
自分に甘いとか、
だらしないとか、
ダメ出しする理由だったものが、
実は
良い作用を生んで来たのかもしれないんだから、
この新たな価値観を採用して、
自己否定ではなく、
肯定する選択をしてみようじゃないか！
でも、注意点もある。
この情報を使って、
片付けなくてもいいんだって
「開き直る理由」にするのは
一切おすすめしない。
そうではなく、
片付いていなくても大丈夫なんだと
「安心するツール」として使うことを
おすすめしたい。
後者なら、
大いにして欲しい。
この利用の仕方（心構え）の違いは、
むちゃくちゃ重要です。
片付けで「苦しんでしまう人だけ」
この情報を利用して
心を緩めてくださいね。
私はこの情報を利用して、
無理な時は心を緩めます。
そして出来る時は
片付けもします。
どっちもいいから、
どっちもする。
ダメだからやらなきゃ、
にすると
何でも苦しいからねーーー
片付けの余力がないときは
無理をせず、
良い効果があるという事実を
自分に教え込んで、
「片付けないでも大丈夫」を
選んでみてください。
大切なのは片付けじゃなくて、
あなたの心、
あなた自身ですから。
セルフハグ。
片付けなんかで
自分をいじめないでね。