「今回は、断ろう」
そう決めたんだけど。
今週の予定を見ても、
もう余裕はあまりないし、
ここで引き受けたら、
また自分がしんどくなりそう。
だからスマホを出して、
「ごめん、今週は厳しそう」
ってLINEに打つ。
あとは送るだけ。
なのに、
送信ボタンの前で指が止まってしまう。
文章を読み返しては、
ちょっと冷たいかな。
感じ悪いと思われるかな。
もうちょっと柔らかい言い方のほうがいいのかな……
とかなって。
「ごめんね、今週はちょっと……」
みたいに打ち直してみるんだけど、
やっぱりまた止まる。
挙げ句の果てには、
「いっそ引き受けたほうがラクなんじゃないか」
とか思い始めちゃう。
さっきまでは
「今回は断る」って決めてたはずなのに。
いざ相手に伝えるその瞬間になると、
急にグラグラして分からなくなってしまう。
こういうこと、ありませんか。
少なくともこのときは、
自分なりに考えて、
いったん
「今回は断ろう」
って決めるところまでは来てる。
でも、
それを実際に言葉にして
送る。
断る。
伝える。
その一瞬になると、
さっきまでとは違う考えが浮かんできたり、
身体が緊張したり、
決めたはずのことが
急に心細く見えてきたりする。
そして、
「やっぱり引き受けたほうがいいかな」
と、また
「どうしよう」
に戻っていく。
送ろうとして手が止まった、その瞬間。
自分の中では何が起きていたんだろう。
「決めたのにできなかった」
で終わらせず、
一度その場面まで戻ってみると、
ひとつの「どうしよう」に見えていたものの中に、
違うものが一緒に入っていたことがあります。
10月24日の体験会では、
そんな日常の一場面を使って、
自分が何を材料に考えていたのかを、
一緒に分けて見ていきます。
すぐに答えを出すところからではなく、
まずは、
「あのとき、自分の中では何が起きてたんだろう」
というところから。
もし今、
「どうしようかな」
って手が止まっていることがあったら、
その場面をそのまま持ってきてくださいね。
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