20世紀的芸術としての映画 | lamer1971のブログ

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映画はハリウッド映画である。言うまでも無い。

 

自分が作ったら、ゴダールの映画になってしまう。そして、ゴダールを嫌いだ。

 

なぜ、嫌いか。19世紀的な作家性を嫌いなのだ。まるで僕みたいじゃないか。作家性って、今どき何言ってんの?

 

システムとしてエンタメに全振りしたハリウッド映画は、エンタメとして凄い。ネットフリックスとか新興勢力があるけれど、ハリウッド並にはならない。だって、システムが無いから。エンタメを分かっていないから。

 

エンタメって、冷酷な理性が無いと設計できないし、組織を使った集団芸術だからできるクオリティっていうのがあって、それを作家性という個人技で矮小化するのはクオリティが下がる。フェラーリは個人技で、トヨタは組織の力だ。組織の力で世界一になったのだから、国を問わず20世紀的な意味で正解はそこにある。システムの力は、個人を超える。

 

だから、新興企業の成長が社長の個性で急激に伸びるのだけど、社長の個性を反映してしまったら成長は止まる。だから、創業者は退かなければならない。19世紀的な私企業では、トヨタにはなれないのだ。

 

21世紀的な正解は、イーロンマスクじゃないと思う。トランプじゃない。プーチンでもない。世界が一揺れしてから形を見せるのだと思う。それまでは20世紀的なシステムを使うしかない。