土偶ピープル | lamer1971のブログ

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昔見たNHK新日本風土記で、考古学の遺跡発掘ヴォランティア周りから、縄文マニア、土偶ピープルというのが自然発生的に「セラピーの会」みたく広がって、なにか土偶イベントが全国のあちこちで開かれているらしい。

見ていて思ったのが、この流れは中沢新一の「アースダイバー」やタモリの東京地理博学自慢あたりが起源だとわかるのだけど、「セラピーの会」独特のぬるいやさしさに満ちていて、ドン引きした。

宗教ぽくはないんだよね。セラピーの会。考古学まわりって、ヘンなのが集まってきやすいとは思うのだけど、ネトフリの北欧ドラマもオタクな考古学まわりの時代考証の緻密さとか、なんか失われた先史時代を懐かしむような動きというのはあるんだろうね。

とにかく、発掘ヴォランティアというのは想像以上の動員規模があるので、引っ掛かる人間もたくさんいて、それは悪いとは言えないので、他人事としては放置しておくのみだけど、妙な流行というのは起きるものだな、と思う。日本でジャズが盛んなのは、部活だからが理由で、素人が学校で指導するもんだから、「和製ジャズ」という一ジャンルができたぐらいなので、大衆恐るべしというところだな。あと、東北だね。地元愛が変に入り組んで、津軽三味線世界大会とか、暴走している。大衆文化というのは面白い変種を生み出すものだな。変種ではあるんだけども。

 

フランス車マニアとか、まあ、気持ちはわからなくはないんだけど、行きつく先ってあるじゃんか。実家がそうだったから、悪口にはならないんだけど。

 

料理界隈でも、フランスは最後に来るもんな。普通はアメリカどまりだろう。マクドナルドみんな食うわけだし。世界中で同じ味だし。少なくともアジアでは同じ味だった。イギリス料理が、コロッケとか、カレーライスとか、日本ではメジャーだったんだけどね。英国料理うまいっすよ。オーストラリアで食っていたけど、うまいです。日本と正反対なのがフランス。その正反対ぶりに振るっていうのが、すごいよね。

 

わけのわからない変種を生み出し続けるジャパン。あー、その中の一人なんだな、とは思いつつ、哲学カフェとか絶対にいや。そこで共感しちゃうのってまるで違うと思うから。