「わたしの城下町」 小柳ルミ子 | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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わたしの城下町 小柳ルミ子
俺達おじさんには 小沢昭一

1971年(昭和46年)8月9日付け オリコン・ランキング
1位 わたしの城下町 小柳ルミ子
2位 さらば恋人 堺正章
3位 17才 南沙織
4位 サマー・クリエイション ジョーン・シェパード
5位 よこはま・たそがれ 五木ひろし
6位 小さな恋のメロディ ビー・ジーズ
7位 砂漠のような東京で いしだあゆみ
8位 昨日・今日・明日 井上順之
9位 また逢う日まで 尾崎紀世彦
10位 傷だらけの人生 鶴田浩二


わたしの城下町
国民的歌謡曲、老若男女みんなが歌いました。
小柳ルミ子のデビュー曲。

なんと8月から10月まで12週間に渡ってオリコン1位です。
1位を退いた後もトップ20位内をずっとキープして、結局1971年の年間1位に輝きました。


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デビュー時、みんなの恋人ってキャッチフレーズが付けられていたらしいけど、人気の度合いとか質からいうと、やっぱり、みんなのアイドルの方が合っている。
まさに、小柳ルミ子・南沙織・天地真理の新三人娘が新時代を開いた元祖アイドルでした。
この3人をキッカケに多くのアイドルが登場して、アイドル全盛の1970年、80年となりましたね。


格子戸をくぐりぬけ
見上げる夕焼けの空に
だれが歌うのか子守唄
わたしの城下町
好きだともいえずに
歩く川のほとり
往きかう人に なぜか
目をふせながら
心は燃えてゆく


「わたしの城下町」 小柳ルミ子
http://www.youtube.com/watch?v=7ItDz29XqUE&feature=related
作詞・安井かずみ 作曲・平尾昌晃


この曲の大ヒットの後、「お祭りの夜」「雪あかりの町」と息つく暇なくヒットが続き、さらに「瀬戸の花嫁」ですから、こりゃモンスター級の新人でした。
とりわけオジサンたちは小柳ルミ子の曲を好みましたね。


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そういえば、この頃に小沢昭一さんが、「俺達おじさんには」という嘆き節を唄っていて、♪今俺達おじさんには今歌う歌がない・・・てな歌詞で、今おじさんが歌えるのは「わたしの城下町」くらいだってボヤいていました。


俺達おじさんには 歌がない
ないから三十年から四十年も昔の歌を
歌っているけど くり返しまき返しで 悲しいな
俺達おじさんには 今歌う歌がない
俺のおやじが 俺の年頃にゃ
行こかもどろかオーロラの下を トカ
てな事おっしゃいましたかね トカ
手前達だけの歌を持っていた
今のおじさんたちは 娘っ子の歌を
はずかしそうに 気後れしながら
それでも遅れまいと 私の城下町
ああ だらしない
ああ なさけない
俺達おじさんには 今歌う歌がない


作詞/作曲・小沢昭一

この「俺達おじさんには」は、NHKの番組で唄っているのを何回か見ました。
「私の城下町」がヒットチャートから遠ざかった頃にも唄っていて、その時には「私の城下町」ももう古いなあって、小沢昭一が歌いながら、これまたボヤいていました。(;^_^A


今このランキングを見ると、オジサンが歌ってもおかしくない曲ばかりに見えます。
当時のオジサンと今のオジサンの感覚が違って来たのかなあ。
それとも、今のオジサンがAKB48の曲を歌えないように(少なくとも僕は歌えない・・・)、当時のオジサンには新しい作り手が出てきた1970年代の曲は辛かったのかな。

それはともかく、小柳ルミ子の高音には癒されますね。
この声を聴くと、やっぱりオジサンは安心します。

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