「愛ふたたび」 野口五郎 | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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愛ふたたび 野口五郎

1974年(昭和49年)8月5日付け オリコン・ランキング
1位 夫婦鏡 殿さまキングス
2位 追憶 沢田研二
3位 ミドリ色の屋根 ルネ
4位 うそ 中条きよし
5位 ひと夏の経験 山口百恵
6位 愛ふたたび 野口五郎
7位 浜昼顔 五木ひろし
8位 恋のアメリカン・フットボール フィンガー5
9位 ふれあい 中村雅俊
10位 うすなさけ 中条きよし

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愛ふたたび
野口五郎全盛期の曲ですが、ゴローの曲としては、いまひとつ地味なイメージがあります。
オリコンのこんな上位に来ていたとは、ちょっと驚きです。

おそらくご存じない方も多いと思いますし、曲を聴いてもこんな歌あったのかという感じもあるかもしれません。

「愛ふたたび」 野口五郎
作詞・山上路夫 作曲・佐藤寛

ここにいると聞いて来たよ
港の小さなお店
君はなぜ何も言わずに
別れていった
どんな過去が君にあろうと
僕ならかまいはしない
あの日君を強く抱いて
誓ったろ僕の愛を
どうしてそれを忘れて
別れたの僕を残して
君の姿はなくて
汽笛だけ悲しくひびく


歌詞は当時のゴローらしく別れの歌。しかも未練たっぷり(笑)。
反して、曲調はゴローらしくなく明るい。
当時、好きな曲だったのですが、意外と知られていないみたい。
カラオケは結構難しい。

で、なぜ「愛ふたたび」が地味なイメージなのかと振り返ってみたら、分かりました。

「愛ふたたび」の前の作品が「愛さずにいられない」、「こころの叫び」、「告白」と、声を思いっきり張る曲が続いていたのと、逆に後の曲が「甘い生活」、「私鉄沿線」と、超大ヒット連発だったのです。
これじゃ、イメージが埋没するのも分かります。


でも、前の「こころの叫び」や「告白」が、普通のアイドル歌手なら絶対歌わないような重い曲でしたから、その比較で凄く明るく感じましたし、ミュージカルの一節のようでもありました。

まあ、「こころの叫び」の重い系統は決して嫌いではなく、今でも、たまにカラオケで歌うのは何故?。

もうひとつ、「愛ふたたび」で言わなければならないのは、実兄の佐藤寛と初めて組んだ曲だったのです。
ちなみにゴローの本名は佐藤靖。

この「愛ふたたび」が兄弟初ヒット、佐藤寛としても出世作になり、続く「私鉄沿線」でも曲を担当し、大ヒット、オリコン1位となったのでした。

 

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