『サクセス/愛しのティナ』 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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サクセス/愛しのティナ』 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

1977年(昭和52年)5月30日付け オリコン・ランキング
1位 『雨やどり』 さだまさし
2位 『夢先案内人』 山口百恵
3位 『カルメン'77』 ピンク・レディー
4位 『サクセス/愛しのティナダウン・タウン・ブギウギ・バンド
5位 『悲しきメモリー』 郷ひろみ
6位 『帰らない/恋人よ』 清水健太郎
7位 『恋のゲーム』 ベイ・シティ・ローラーズ
8位 『星の砂』 小柳ルミ子
9位 『硝子坂』 高田みづえ
10位 『あずさ2号』 狩人

サクセス/愛しのティナ
『サクセス』がA面、『愛しのティナ』がB面
共に1977年、資生堂のキャンペーン・ソングですね。

$昭和歌謡ブログ  マンボウ 虹色歌模様-サクセス

ブラインド一杯開けた部屋には
真夏の光が渦まいている
角氷一ツの涼しさに似た
あなたの言葉がやさしく溶ける
「待たせたね廻り道だと笑うだろうか」
ここまで来たらサクセース サクセース
女は昨日の顔で待つ




ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの魅力は、若者ターゲットの『スモーキン’ブギ』や『カッコマンブギ』のツッパリ曲だけに終わらずに、『涙のシークレット・ラブ』や『身も心も』、『欲望の街』といった上質な大人のブルースを提供してくれたところではないでしょうか。

今振り返ると、初期のアナーキーなブギウギ曲はダウン・タウン・ブギウギ・バンドの名前を認知させるのが、一番の狙いであったのかと思うくらい、ブルース曲たちの素晴らしさよ。

これら、魅惑的なブルースは勿論、阿木燿子・宇崎竜童夫妻の手によるものです。(『涙のシークレット・ラブ』は、宇崎竜童の作詞・作曲)
上記以外の、『裏切り者の旅』や『沖縄ベイ・ブルース』も、これまた聴いて良し、歌って良しの名曲です。


『サクセス』、『愛しのティナ』も、ともに、阿木燿子・宇崎竜童コンビです。

激しいロックのレコード版とは違い、この映像では、宇崎竜童と井上堯之のアコースティック・ギターの共演で、語りかけるような曲に仕上がっています。

一つの部屋の中だけを曲の舞台にして、そこに拡がる濃厚な大人の男女の世界を描いた詞なので、このアレンジは中和効果がありますね。


一転「愛しのティナ」は、真夏だというのに、はち切れないでいる若い女性に、殻を破るきっかけを与えようとしている歌詞です。

1977年の夏というと、ピンクレディーの『渚のシンドバッド』が、日本中の浜辺を席捲していました。

そこに出てくる浮気なシンドバッドに対して、どこか日本的な恥じらいを持った女性を歌った曲を阿木・宇崎夫婦は作ったのではないかと思います。

この曲のティナは、当時、花椿や装苑のモデルだったティナ・ラッツのことです。
資生堂のCMもティナ・ラッツ本人が出演しているのですね。

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