私は2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。

同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。

 

術後は3週間に1回の通院でXELOX療法で抗ガン剤治療を続けています。

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2024年4月15日の定期受診で担当医の門松先生から突然「次はイリノテカンを使いたい。それが嫌なら治療終了になる」という趣旨の話をされて衝撃を受けました。

 

通院(2024年4月15日) 先生、私を突き放さないで!

 

2023年11月に門松先生の言葉で気持ちが暗転した私は、心が傷つく治療は絶対したくない。だから脱毛するイリノテカンは使いたくないと門松先生に宣言したというのに。

 

追記:通院(2023年12月4日)心が傷つく治療はしないと宣言する

 

4月にイリノテカンの話をされてから、ずっと悩んできました。

 

きらめき病院では乳ガンの患者限定で「頭皮冷却療法」を施しています。

 

頭皮冷却療法とは、脱毛が発生する抗ガン剤が毛根を損傷して脱毛が始まるところを、頭皮冷却により抗ガン剤が混じった血流が毛根に届くのを減らして脱毛を抑制するというもの。

 

頭皮冷却療法をしてもある程度髪の毛は抜けるようですが、ウィッグ不要な程度に脱毛を抑制できる患者多数。

 

私が特に重要視している点は、脱毛の原因となる抗ガン剤の使用をやめたとたんに新しい髪の毛が生えてくるところ。

 

通常は当該抗ガン剤を止めてから半年以上たたないと新しい髪の毛は生えないようです。

 

きらめき病院の化学療法室で青山看護師さんから聞いた話では、将来的には乳ガン以外の患者さんにも希望すれば頭皮冷却療法をしてもらえるようにする方針だけれど、今は装置もマンパワーも足りないという理由で乳ガンに限定しているそうです。

 

それなら、頭皮冷却療法を導入している別の病院で、その装置だけ利用させてもらえる可能性はないのか確認してみようと思いました。

 

まず、頭皮冷却療法装置を販売している会社が提供しているリストから、東京都内でこの装置がある病院を確認しました。

 

まだまだ導入している病院数は少なく、大病院のみ。

 

該当する病院のHPを見て、頭皮冷却療法を乳ガン患者に限定していると記載している病院を除外。

 

残った病院のガン相談センターに電話して、乳ガン以外の患者も頭皮冷却療法ができるか確認しました。

 

結果は、残念ながらすべて「乳ガン患者限定」でした…

 

頭皮冷却療法のことを知ったとき、最初は納得していました。

 

乳ガン患者限定にしているのは、原則、乳ガンは女性限定のガンであり、女性は脱毛で苦しむはず。そして、装置の数も対応可能な看護師の数も限られているから(現時点で少ないから)、どこかで線引きするために「乳ガン患者限定」にしているのね、と

 

でも、こうしてどの病院からも「大腸ガンであるあなたは適応外」と言われると、段々腹が立ってきました。

 

これって差別じゃない?!パンチ!

 

乳ガン以外のガンを患っている女性だって乳ガン患者と同じように脱毛で傷つきます。えーん

 

それなのに、一律適応外とされるって、おかしくないですか?えー

 

そして、脱毛を避けたい男性だっているはず。

 

男だから我慢しろというのはジェンダー差別。

 

どのガンを患っている患者でもジェンダーに関係なく、頭皮冷却療法を希望するガン患者は対象とされるべきです。

 

装置の数が足りないとか看護師のマンパワーが足りないという現実をどう解決すべきか考えると、今、私が考え付くのは「抽選」です。

 

ジェンダーやガンの種類に関係なく頭皮冷却療法希望者の間から抽選で治療を受けられる患者を選ぶのが、公平だと思います。

 

「抽選」のやり方は今の私にはすぐ思いつけないけど、現代のコンピューター技術を駆使すれば、公平なやり方がわかってくるはず。ひらめき電球

 

みんな現状を無思慮で、あるいは諦めて、受け入れていてはいけないですよ。

 

病院のオペレーションの都合に屈していてはいけないです。

 

「しかたない」じゃすまないよ!

 

当事者である患者が声を上げていかないとね。

 

私はきらめき病院の院長に私の気持ちや考えを書いて送りたいと思います。

 

気付いて欲しいです。

 

そして、ガンの種類もジェンダーも関係なく、頭皮冷却療法を希望するすべての患者がこの療法を受けられる日が一刻も早く来ることを切に願います。クローバー