『らあめん花月 嵐(23)』●嵐げんこつらあめん カレージャック | 食べ比ベラーの、おいしい生活!

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食べ比ベラーとは、[tabekuraber(u)-er]
“食べ比べる”人、という意味。

ひたすら、食べ比べ続ける、毎日っす!!

期間限定メニュー
●嵐げんこつらあめん カレージャック ¥780
―なぜカレーラーメンはブレイクしないのか!?
 花月嵐に“カレー”を
 モチーフにした期間限定ラーメン
 『嵐げんこつらあめんカレージャック』
 がデビューする。
 『カレーラーメン』は、香辛料の
 組み合わせによる不思議な魅力から、
 数多くのラーメン評論家が「今年こそ、
 『カレーラーメン』は大ブレイクする!!」
 と唱えてきた。
 実際に、『カレーパン』『カレーうどん』
 『カップラーメンのカレー味』は
 日常食として何の違和感もなく
 認められていることを考えれば、
 日本人の国民食である『カレー』と
 『ラーメン』が融合した『カレーラーメン』が
 一大ブームを起こすのは予想に難くないであろう。
 しかし現実には、つけ麺などの様に
 連日マスコミに取り上げられる
 『カレーラーメンの大ブーム』は
 これまでなかったのである…。
 『カレーラーメン』開発への
 花月嵐マエストロの挑戦が始まった!!
 花月嵐でカレー味のラーメンが
 登場するのは、今回で5回目。
 最初に登場したのが、今から10年以上前のこと…。
 実は花月嵐ラーメンマエストロの男達が、
 『カレーラーメン』がブレイクする可能性に
 いち早く着目し挑戦して来たのだ!
 これまで、彼らはオーソドックスなカレーラーメン、
 スープカレーラーメン、カレーチャンポン、
 カレー汁なし麺と、
 時代の流行を取り入れつつ、
 幾多の形にカレーラーメンを
 アレンジしてきたものの、
 満足のいく手応えがあったとは言えなかった。
 『これまで、俺達は、単にカレーの味付けを
 ラーメンに施してきたに過ぎない。
 でも考えてみると、子供の頃、カレーを食べる時、
 何とも言えないワクワク感があった筈だ…。
 カレーを食べられるという期待感は、
 他のどのメニューにもない、
 それこそ“最高のスパイス”だった筈だ!
 今回のカレーラーメンは、そんな楽しさ、
 ワクワク感をスパイスとして
 盛り込んだものにしよう!!』
 こうして、男達の『カレーラーメン』への
 5回目のトライアルが始まった。
 花月嵐看板の「嵐げんこつらあめん」と
 「カレー」を独創的な発想で組み合わせた
 「前代未聞のカレーラーメン」と呼べる
 『カレージャック』が遂に完成を迎えた! ―


期間限定メニューのカレーラーメンが出た
ということで、花月へ。
12時15分過ぎに到着すると、3人の先客。
ラッキーにも、今日は、混んでいないようだ。

カウンターの一番端の席に座って、
カレージャックをオーダー。
待っている間に、次々とお客さんが訪れ、
客席がドンドン埋まっていく。
来た時は、ちょうどタイミングが
良かっただけのようだ。

kagetsu_curry_01

待つこと数分、カレージャック登場。
バジルの浮かんだスープの上には、
ルーがのっている。
カレースープ+カレールーという、
二段仕込みのハイブリッド製法なのだ。

まずは、そのままスープを一口。
スパイシーな風味が、口中に広がる。
それほど辛さは無いけど、スパイスの効いた、
パンチある味わいだ。
ただ、思ったほど、コクがないぞ。
という訳で、ルーを全部混ぜてみた。
味わいは、やや濃厚さを増したけど、
残念ながら、深みは、それほど変わらない。
せっかく二段仕込みだというのに、
ハイブリッドだというのに、

『もったいない~! もったいなすぎる~!!』

kagetsu_curry_02

もう一味加われば、
大化けしそうなだけに、とても残念。
ただ、超アッサリ・激サッパリ系の、
CoCo壱カレーが好みの方には、ツボなのかも。
そんなあなたは、ゼヒ一度お試しを。

まったく甘みのないカレーは好みじゃないので、
もう食べるつもりはないけど、
アップグレードした“カレージャック”の
再登場に、期待している。


★前回のレポは、こちら