ディプルスホライズン実装前(最強装備がディスオーダーズの時期)に
書いた前回の記事はこちら
武器タグの性能順

バイオレントサン実装頃(最強装備はペールアッシュ)に書いた前回の記事はこちら
現状での武器タグの性能順(対ボス性能重視)について


■前回の記事との状況の違い+計算方法について
■計算結果表と順位
■総評




 


■前回の記事との状況の違い+計算方法について

○武器の強化倍率の変化

前回までに実装されていたレジェンド武器は、レベル60、65、68、72の
全てで、+9まで強化した時の攻撃力が+0のちょうど5倍になる、という
仕様になっていた

この場合だと、武器タグの武器攻撃力増加の効果は

・固定値増加タイプ(武器攻撃力+a)
→aの5倍が+9強化時のタグによる増加数値

・割合増加タイプ(武器攻撃力+b%)
→+9強化時の武器攻撃力✕{1.00+b/100}が+9強化時のタグによる増加数値

となる


しかしながら、今回の76武器は基礎攻撃力が高い代わりに強化倍率が下がり、
+9まで強化した時の攻撃力は+0の約4.08倍となっている
(正確には4.07980456……倍)

割合増加タイプの計算式は同じだが、固定値増加タイプでのaに掛けられる
数値が5ではなく4.08となり、これまでだと4等級以上では固定値増加タイプの
方が基本的に攻撃力増加量が多かったのが、一部タグでは割合増加の方が
攻撃力増加量が多くなる
、という逆転現象が起こっている


○火力関係のステータス水準の上昇

72のペール装備の場合だと、

・St防具→攻撃力増加なし
・Ex防具→デメリット有りの代わりに各部位に攻撃力+1000付き
・Hr防具→デメリット無しで各部位に攻撃力+2000付き


となっていたが、76のピカレスク装備は、

・防具はレジェンド1種類のみ→各部位に攻撃力+3000付き

となっている

当時は入手が非常に困難だったHr防具の性能を超えるものが通常の
防具として存在しており、その他のセット効果の性能も上がっているので、
新規に追加された76ファミリア含め、ステータス水準が大きく上がる事となった

防御貫通の水準も、当時の50~60%から70~80%ほどにまで上がったので、
それらも計算する際に考慮する必要がある

細かい変更内容等は以下の記事を参照のほど
ペールアッシュ装備(レベル72)とピカレスク装備(レベル76)の性能比較
76Hr武器と76ファミリアの個人的評価+おまけ
76アクセの各セット効果についての補足
シーズン1終了時点での防御貫通ステータス事情まとめ


○計算の方法と用いる数値について

前回と同様、攻撃力とクリティカルダメージを合計したものを
基本数値とし、それに各タグを付けてボスに攻撃した際の倍率を
計算して出た数値を比較する、という形式となっている

計算式の内訳は以下の通り

{(攻撃力+クリダメ)+(+9強化時のタグの武器攻撃力増加分✕1.8)}
✕(ボス追加ダメージによるボスへのダメージ強化倍率)

(✕1.8は攻撃力増加に伴ってその8割がクリダメに加算される仕様が有る為)

<+9強化時のタグの武器攻撃力増加分>
・固定値増加系タグ→攻撃力増加量✕4.08
・割合増加系タグ→20040(ピカレスク100%+9時の攻撃力)✕割合増加分

今回の基準は76装備を一式全て装備した上で、ある程度の
76ファミリアを揃え、有用な☆5ARを所持していると想定し、
まず通常分を

攻撃力+クリダメ→130000
ボス追加ダメ→220%
貫通→70%


とする

76武器を入手してタグを付ける段階だと防具以降はまだ揃って
いないと思われるが、到達する可能性の有るステータスで想定した
方が良いと考えて少し高めに設定した

ARが完全に揃っていなくて通常時がこれより低い場合でも、クイーンや
76Hr武器でのボス追加ダメの増強、76装備の5セット効果にある「敵討伐時に
20秒間クリダメ7500増加」、そしてPTメンバーと自身のバフスキルによる
戦闘中でのステータス上昇があるので、非現実的な数字では無いと思われる

ちなみに、最終的に到達可能な戦闘中ステータスという意味では、
武器タグの効果抜きでも、

攻撃力+クリダメ→150000超
ボス追加ダメ→250%超
貫通→78%~100%超


まではおそらくいくので、合計150000、ボス追加ダメ250%として
こちらは別に計算を行う


あと、貫通効果がついたタグでの計算式についてだが、ブロークン
セイヴァーでの防御率が不明であり、過去のレイドでのボス防御率が
以下のようになっていることから、

ヴォイド(47%)、フランマP3(?%)
>ルナフォール(44%)
>ヒドゥン(38%)
>フランマP1(?%)


とりあえずは、ほぼ上限と思われるヴォイドの防御率を基準とする

貫通70%時は貫通上昇分の7割4分ほど(貫通を5%上げると3.7%ほど)、
貫通80%時は貫通上昇分の8割ほど(貫通を5%上げると4%ほど)の
ダメージ増加が見込めることから、その分を追加する

ただし、スキルやブローチ等の効果次第ではタグ抜きで貫通100%に到達
出来る事を考慮し、貫通系のタグは貫通が有効な場合と100%超になって
無駄になる場合(武器攻撃力増加分のみ)の2種類を入れる


 


■計算結果表と順位

○計算結果表

前回は、全て電卓に手打ちで入力して全て書き出す、という
割とおかしなことをやったが、今回は表計算ソフトを使用した
(それぞれのタグの細かい効果等は前回の記事や公式のタグ一覧を参照のほど)

A→タグ名等
B→攻撃力+クリダメの基準値
C→タグによる武器攻撃力増加分✕1.8
D→B+C
E→ボス追加ダメージによる増加倍率(ボス追加ダメタグはその分だけプラス)
F→貫通タグによるダメージ増加倍率
G→最終結果

<通常数値>

(通常)


(最終結果での降順)



<高数値>

(通常)


(最終結果での降順)



 


■総評

武器攻撃力の基礎数値の増加と、強化による数値上昇率の変化により、
割合増加系のタグの効果が全体的に上がっており、貫通ステータスの
水準が上がったことで、一部の貫通系のタグがボス追加ダメージ系の
タグを効果を超える場合が出てくる
、という少し驚きの結果に

それでも6等級のボス追加ダメージ系タグの効果がトップクラスで
あるのに変わりは無く、貫通系タグはタグ無しで貫通100%に到達
出来る場合だと大きく効果が落ちる
ので、やはり最終的に6等級の
ボス追加ダメージタグを付けるのがベスト
だと思われる

ただ、武器の基礎数値の上昇に伴って、割合増加系で最も上昇量の
大きい6等級「螺旋の」が何気に高い順位となっており、間に挟まって
いる貫通系タグが貫通過剰で無意味になった場合は5~6等級のボス追加
ダメ系タグに次ぐ順位であるので、かなり有効ではないかと思われる


最終的におすすめの武器タグは、

・「絶叫する」「暁の」
→ボス追加ダメ増加効果により現時点でもトップクラスの性能を誇る

・「錆びた」「螺旋の」「急流の」「台風の」
→単純に攻撃力増加量が多い

・「乱暴な」、「眩しい」
→貫通の水準が上がった事でこのタグの効果も上がったので間違いなく有効
→ただし、貫通過剰になるようであれば効果は大きく下がるので注意

辺りとなる

前回の記事ではクリティカル率増加系タグや命中度増加系タグも含まれて
いたが、76装備は命中度増加量やクリティカル率増加量が多く、タグで
上げずとも目標値を達成できる可能性が高まったので、現在の状況では
少し微妙、といったところ