「人生は、小さな箱のようなものだ。
開けても開けても、その中にはまた箱が入っている。
もしかしたら、いくら開けても
何も入っていないのかもしれない。
そう思って、開けるのを止めてしまった者は、
もう二度と、箱の中身を知ることはない。」
20年ぐらい前のドラマ、「愛という名のもとに」の中で
出てくるセリフです。
当時はなんのことだかよく分かりませんでした。
今思うと・・・
箱を開けるのを止めるということは、自分の人生に見切りをつけるということだと思います。
もちろん、やりきったけどうまくいかなかったことに対して見切りをつけるのは大切です。
しかし、それはその一つに対して見切りをつけるのであって、
人生そのものに見切りをつけるのとは違います。
自分の中に眠っている才能、人から評価されているのに、自分自身で否定してしまっている特性。
それは自分を掘り下げていけば見えてきたり開花したりするのに、
見切りをつけてしまったがゆえに、永遠に見ることがない。
もったいなくないですか?
自分が開けるのを止めれば、開けてくれる人はいません。
開けられるのは、自分だけです。
見切るのは、死ぬ時で十分です。