今も活躍するチェンマイの霊能者。 | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。



タイ🇹🇭チェンマイ。


周囲を山で囲まれた盆地。


チェンマイ盆地の東の端、サムカンペーンにあるKAMIMURA SOBA。


チェンマイの田舎の原風景の残るエリアにある蕎麦屋さん。


日本人と結婚されていた優しいお母さんの店である。


自分は、KAMIMURA SOBAのあるエリアの風景と、ほっとさせてくれるお母さんの雰囲気が好きで、時々、自分の田舎に帰るような気分で行かせてもらっている。


今日は、市内に住んでいる娘が、まだ、KAMIMURA SOBAに行った事が無かったので、連れて行く事にした。


ナビで調べると、チェンマイ市内のターペー門から車で39分となっている。


今日は、いつも家から行くドイサケットまで行って南下するルートを取らずに、ターペー門から東に伸びる道を行くルートで行った。


ボーサンと言う傘で有名な町を超えて更に東へ。


後はナビに任せる。


初めての道かな、と思ったが、来た事のあるような氣もした。


「あんた、昔、あんたが、行ったと言ったモーピーのお寺って、この辺と違うん?」


モーピーとは、モーが医者と言う意味で、ピーは霊の事で、モーピーとは、霊媒師とか霊能者の事を言う。


北タイでは、霊媒師、霊能者が今も沢山おられる。


サムカンペーンには、その中でも、有名な女性がいて、今から10年ほど前に、チェンマイにタイマッサージの修行に来ている人に連れられて、自分も一度だけ行った事がある。


当時は、日曜日の夜8時から、と時間が決まっていて、多くの方が彼女のお告げを聞きに集まっていた。


自分は、ムエタイのジムで知り合った日本人女性が、タイマッサージの勉強を市内ロイクロ通りでしていて、彼女から、マッサージの勉強の締めくくりとして、お寺で瞑想をするので一緒に行きませんか、と誘われて行った。


彼女がタイマッサージを学んでいるのが、何故か日本人男性からで、その方がリーダーとなって、何人かマッサージを学んでいる人達と一緒にミニバスに乗り行った。


現地では、マッサージ関係以外に、チェンマイ郊外の日本人経営のリゾートの若い日本人のお客さんも合流し、日本人は、総勢7人位でなっていたと記憶する。


兎に角、不思議な集まりで、自分は、マッサージとは関係のない世界一周旅行の途中にチェンマイに来ていた東京の女子大生に、


「喧嘩になったら止めてくれ。」と言っていた。


ワット ナムチャムとかワット サラーと言われている場所で、実際には、お寺のようでお寺ではなかったように記憶する。(間違っていたらスミマセン。)


自分が行った時、時間になると、お堂に信者さんが集まる。


霊媒師の女性に誰かが降霊する。


言葉使いが、それまでと全く異なって、男言葉になった。


それは、まるでお坊さんのような話しぶりだった。

お坊さんなら喧嘩にはなるまい。


霊媒師の女性は、タバコの煙のようなものを、見て欲しい、と言う方に吹きかけた後に、お告げをする。


お告げの後、マッサージを受けるように言われた方もいたと思う。


一緒に行った日本人の方々も、お告げを受けていた。


ムエタイジムで知り合った女性は、お告げの後、トークセーンと言う、雷に打たれた木から作った木槌を使って、身体を叩くマッサージを多分、受けていたか、霊媒師の方にしていたか、記憶は定かではないが、あの時が、トークセーンを初めて見た時だった、と思う。



自分が、霊媒師の女性からお告げを受ける最後の人間だったと思う。


霊媒師の女性がタバコを吸い、その煙を吹きかけるのだが、自分の時は、他の人達の時とは違っていた。


女性の顔が自分に近づいて来た。

まるでキスをするかのように、少し頭を傾けて。


やばいな、逃げるわけにはいかないし、と、多分、思っていた。


自分にとっては、霊とかよりも、その方が、ビックリした。


霊媒師のおばさんの唇と自分の唇が接触すると思いきや、おばさんのターゲットは、自分の唇ではなく、鼻だった。


鼻の穴から煙を入れられた。


今、思い起こせば、この鼻からの煙、霊媒師のおばさんは、正解だった、と言える。


その後、数年経って、自分が鼻が悪かった事に気づいた。


鼻が悪いと言うのは、臭いを感じない、と言うのではなく、副鼻腔炎である。又、副鼻腔炎の手術もした。


そして、今年の年明けから、喘息が酷くなり、2月に一時帰国した際は、少し歩くだけで喘息の発作が出て、最悪のコンディションになったが、その原因も副鼻腔炎からの後鼻漏、それに伴う喘息であった。


副鼻腔炎の治療と、その後、毎日続けている鼻洗浄で、あの時は何やったんや、と言う位、今は以前にも増してトレーニングが出来ている。


霊媒師のおばさんは、自分の鼻に煙を入れた後、

「わたしの弟子になれ!」と言って来た。


自分は、その時、即答は避けた。


何日後かに、又、来るように、と、確か言われたが、自分は、それをする為にタイ🇹🇭チェンマイに来たのではない、と、その後、彼女の所に行ってない。


霊媒師の方と自分とのやりとりを見ていた、霊媒師の方を師と仰いでいる日本人のマッサージのリーダーの方が、

「自分は、何年もここに通ったけど、そんなん自分は言われた事がない。どんな修行をされて来たのか?」と、言われたのを思い出す。


KAMIMURA SOBAに行った後、このブログを書く為に、チェンマイ市内からKAMIMURA SOBAへの経路を調べていたら、会長が、あんた昔、、、と話をした辺りにあった寺が、どうやら、その舞台であったようである。


モーピーがいる。それもチェンマイの原風景である。


先程、山伏茸を手に入れたので、暫くお会いして無かった家の近くのホテルのオーナー夫妻に、山伏茸を食べてもらおうと、持って行った。


すると、ホテルのお客さんが足を怪我して、医者に行った。幸い、足は折れて無かったそうだが、歩けなくなり、歩行補助の器具を使う事に、このままだと、飛行機に乗るのも大変だ、と言うので、サムカンペーンの瞑想センターに昨日行った所、今日、不思議な事に、痛みが嘘のように飛んで、普通に歩いていた、と、オーナーの奥さんが言った。


サムカンペーンの瞑想センター?


もしや、と思って聞くと、ワット ナムチャム(ワット サラー)だった。


あの方は、今も、現役で活躍されているようである。


KAMIMURA SOBAの話は、次回。