壁 | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。


イス軸法創始者西山創先生のInstagramストーリーで紹介してもらった。



長時間スワイショウをして見て、毎回感じるのは、身体が教えてくれている、と言う事。


自分では、バランスが取れていると思っていても、長時間スワイショウをやると、問題のある場所が痛み、そこに問題があると教えてくれる。


そして、痛みが出たらチャンスと、続けることで痛くないポジションに身体が調節して行くのである。


この効果は、筋肉に頼った動きをしている内は顕れないのである。


だから、長時間スワイショウは、我慢比べではない。


しんどいのを我慢してやり切った、とか、我慢してやる事で筋力と持久力がついたとか、脳内麻薬が出て何か悟ったと、言うものではない。


長時間やる事で、いらない力が抜けて、結果として身体が楽になるものなのである。


自分の場合は、スワイショウを始めて暫くすると、左腰、左太腿外側、左肩甲骨あたりが痛くなる。


腰の痛みに関して言えば、反り腰が原因である。


これは、一本歯下駄を毎日、2年にわたって履いて稽古していたからか、それとも、それ以前からの身体の使い方の癖からか、腰回りの筋肉が、例えば、気をつけ!と言われた時のように緊張し固まる事から起きている。


それが抜けると、反り腰が解消され、結果として腰痛が消え、太腿外側の痛みも軽減される。


よりやり込めば、内臓も緩む、と言われるスワイショウであるが、自分は、まだまだその境地には至っていない。



体軸は、体幹ではない。ましてや筋肉に関するものでもない。丹田と言う部位でもない。


感覚、身体操作以前の中心感覚である。


イス軸法は、体軸、中心感覚を得るメソッドであるが、イスに座って立つだけと言う動作なだけに、簡単に得られた、と錯覚する人が多い。


確かに、イス軸法で体軸のある状態を得たなら、それまでの体軸の無い状態に比べたら、筋肉の可動域や運動パフォーマンスが向上する。


しかし、この体軸も、実は精度に差があるのである。


動画を観たり、一二度体験したからと言って、出来た、と思う程甘いものではないのである。


生卵がテーブルの上に立ったとしても、少し動いたら崩れてしまうのと同じようではいけないのである。


いつでも、どこでも、どのような態勢でも、体軸がある、中心感覚がある状態。


それを自転車に乗る事に例えたりする。


自転車に乗るには、まず、その感覚を掴む稽古が必要である、と。


そして、感覚を掴んでも、部分的な筋力に頼った動きは、体軸の感覚を消してしまうのである。


ここに壁がある。


ウエイトをして、部分的な筋力をつけて、動作の練習をしながら、筋肉の連携を作る、と言うプロセスとは違うプロセス。


これを自分は、イス軸法は、コペルニクス的転回と言っているのである。


天動説が地動説に変わったくらいのものだ、と。

又は、ノーベル賞級の発見だと。


そして、体軸から力を出す、と言う事が、イス軸法で体軸感覚が出来た後に、顔を出して来るのである。


○○の筋肉を使って、、、とか、○○を連動させて、とかではなく、体軸から。


だから、今までとは全く違うアプローチなのである。


それが、部分的な筋肉や体幹に頼っている人には、大いなる壁になる。


そう言う人は、スワイショウを8時間どころかぶっ倒れるまでやってもらって、それでも、果たして氣づくかどうか。


天動説を捨てないと地動説には辿りつかない。

それが難しい。


でも、それに氣が付かせてくれる長時間スワイショウ。


力が抜けるまでトライして見て下さい。



タイ🇹🇭では今、マンゴーが旬です。高いマンゴー🥭は一個1000bt(約4000円)するそうですが、上のは、近くの市場で3kgで100bt(約400円)です。これを我が家は、マンゴースムージーにします。