タイ山岳少数民族教育支援施設『暁の家』で、イス軸法体験会 | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。

今日は、朝5時に起きて、チェンマイの北、車で約1時間弱のメーテンに会長の両親と妹親子を迎えに行き、そのまま、タイ🇹🇭最北端の県チェンライ県に向かった。


今日は、朝から山焼きによる大気汚染PM2.5が酷く、世界最悪レベルである。


いつもなら見える山が見えないで、遠くの方は真っ白に見える。




今日、向かったのは、チェンライ県メースワイの山の中。


かつて、『地球の歩き方』と言うガイドブックで、『地球の歩き方 フロンティア』と言う秘境シリーズがあった。


その中で、タイ北部の秘境として取り上げられていた場所である。

この本のリス族の章に、実は、子供の頃の会長も登場している。


会長のおばあちゃんの家で、牧師さんが来て、お祓いではないだろうけど、キリスト教の儀式があるらしい。


それで、自分が、儀式に参加する会長の一族を車で運ぶ事なった。


片道5時間のドライブ。


かつて、秘境と言われたエリアも、今では、道路が舗装され、電気も通っている。


タイ🇹🇭あるあるの風景。


ピックアップトラックの荷台には、山岳少数民族の子供達。楽しそうに話しながら、山の奥地に向かっていた。彼らは、どこまで行くのだろう。




メースワイの山の中は、会長の一族のリス族、アカ族、ラフ族、中華系民族など様々な民族の村がある。


途中、ラフ族の村で、会長が車を停めるように言った。



会長と会長のお父さんが、村の人と何か話をしている。


会長のお父さんの手には、自分のピックアップトラック🛻の荷台にあったロープが握られている。


三軒程家を訪ねた後、2人は戻って来た。


「高い!一頭5000bt(2万円)は。」


会長と会長のお父さんは、生きた豚を買って、足を縛って、自分の車の荷台に積んで行こうとしていたのである。


儀式の生贄?


深く考えてはいけない。

ここは秘境。

自分が丸焼きにされるよりは良いのである。


ただ、血を見るのは嫌なので、早めに退散した方が良さそうだ、と、自分の本能が教えてくる。


会長のおばあちゃんの家に着き、荷物を下ろすのを手伝って、早々に引き上げた。


雨が降る時期の山々は、緑が濃くて美しいのだが、雨が降らず、しかも、高温で大気汚染の酷いこの時期は、巨大な工事現場の中にいるような気になる。



山から降りて幹線道路をチェンマイ方面に向かう。大気汚染で、セピア色の景色


途中、ウエインパパオと言う街がある。


ウエインパパオには、四半世紀以上、タイ山岳少数民族の子供達の教育支援に関わられている中野穂積さんが代表をされている『暁の家』がある。


暫く、お会いしてないので行く事にした。





幸い、暁の家には、中野先生をはじめ、スタッフ5人が居られた。


中野先生に近況報告をさせてもらい、タイ北部の山岳少数民族の子供達を取り巻く状況などについて話を聞いた。


近況報告の中で、自分がインストラクターとして取り組んでいるイス軸法についての話になった。


百聞は一見にしかず、中野先生やスタッフにYouTubeにも紹介されているイス軸法上下軸について、体験してもらう。


スタッフの子らは皆、山岳少数民族である。


村には、親、兄弟や爺ちゃんばあちゃんなどの家族がいる。又、教育支援施設『暁の家』のスタッフとして、関わっている、山の子供達やその家族もいる。


山での農作業は、急は斜面を登りおりしたり大変な重労働である。


自分も、コーヒーの摘み取り作業に参加させてもらった事があったが、自分は、作業より休憩の方が多かった。


山岳少数民族は、イスに座る時間の長い現代日本人より身体は強いけれど、長年の重労働で身体を壊されている人もいる。


スタッフの家族や知り合いにも、肩が痛い、腰が痛いと言う方がおられるようである。


イス軸法は、体軸を調整する事で、その人の持っている能力を最高に発揮できる状態へと身体を導いてくれる。


今回は、健康の側面からイス軸法上下軸を体験してもらった。


イス軸法により体軸を調整する事で、骨盤の狂いが調整され、その人が、長年の身体の使い方によって作られた習慣的自然によって生まれた痛みなどが、子供の時に持っていた人間本来の自然な状態に戻る事によって改善されたりする。


かつて秘境と言われた山には、電気が通っていても、病院はなく、病気になったら麓の病院まで行かなければならない。


その病院にしても、大都市の私立病院などに比べたら医療レベルの差は歴然として存在する。


だから、病気や身体的不調になりにくい身体になれれば、その方が良いに決まっているのである。


スタッフの一人は、身体が生まれつき小さくて、親戚なども心配していた子がいる。


彼は、他のスタッフと同じような仕事をしても疲れ易いと言う。


何十キロもするコーヒーの袋を持ち運ぶ。


その作業を、彼が、腕と腰の力にだけ頼っていたら、いずれ歳を取った時に壊れるのが目に見えているのである。


そんな彼に、

イス軸法上下軸を体験してもらう。


えっ、どうして、と言う感じで、彼の目が輝く。


身体が軽い。全然違う。


スタッフ一人一人に体験してもらう。


筋肉の可動範囲が変わる。


あれっ、何か違う。楽や。


色んな声を聞かせてもらった。


あるスタッフは、


母ちゃんが肩が痛いと言っているので、家に帰ったら母ちゃんと一緒にやろう、と言った。


たった5秒で出来る体軸調整。 


しかも、やっている事は、イスに座って立つだけである。


簡単な動作なんだけど、実は難しい。


最初は、体軸は簡単に崩れるし、体軸の質、完成度も違う。


一人一人、身体の癖が違うので、体軸の定着と完成度を上げるには、練習とチェックするインストラクターが必要である。


自分は、人を集めてくれたら、体験会を開かせてもらいますよ、と中野先生に話をさせてもらった。


お母ちゃんが、と言ったスタッフには、次、ここに来る前に、自分は、いつ、ここに来るか中野先生に連絡するので、タイミングが合えば、お母さんを連れて来てもらえたら、と言った。


かつて、世界の秘境と言われた地にイス軸法が浸透して行く。人々の健康増進法として。


人類の健康増進法として、世界に広まるイス軸法。


イス軸法によって、多くの人の身体の不調が改善さるたなら、その時、イス軸法は、ノーベル賞級のものとなる。(自分は、イス軸法創始者の西山創先生に、これは、ノーベル賞級の発見です、と言わしてもらっている。)


最後に、山焼きが主な原因のPM2.5による大気汚染に関しても、イス軸法は効果があると言う経験に基づいた個人的見解を、暁の家のスタッフに紹介させてもらった。


大気汚染、煙害の時期、喘息を持っている自分は、イス軸法に出会う前までは、呼吸が苦しくなり、日本🇯🇵に一時帰国するか、雨が降る事で煙害のないタイ南部に疎開していた。


それが、イス軸法インストラクターになってから、呼吸がマシなのである、と。


大気汚染によって、身体はアレルギー反応を起こして蕁麻疹が出る事はあるのだけれど、呼吸は出来ているのである。


イス軸法をやると、呼吸が楽になる。空気の入り方が違う。


これは、イス軸法創始者の西山創先生が、パリオリンピックに出場が決まった中井選手のいる水泳のチームに指導された時に、多くの選手、スタッフから出た感想である。




イス軸法を行う前後での呼吸の違いを、暁の家の中野先生やスタッフの方々に体験してもらう。


冗談抜きで、全員が呼吸が楽になった、と言われた。


先述の身体の小さなスタッフの子は、身体の中全体に空気がスッと入って来る、と言った。


皆んな、イス軸法を続けて、山の人々に伝えて、一人でも多くの人の健康増進、健康寿命の増進に役立ててくれたら嬉しい、と体験会を締め括った。



このYouTube動画をお土産として、暁の家に残して。


かつて、世界の秘境と言われたエリアに、イス軸法か浸透して行く事を願って。


イス軸法について体験してみたい方は、日本全国にインストラクターの方々がおられますのでそちらまで。



タイ🇹🇭チェンマイでならLai-thaiboxingまで。



『暁の家』の中野先生の文章も掲載されてます。




https://depts.nanzan-u.ac.jp/ugrad/gls/hukamete/item/37e882a6a202e9904edb8c78f5e52fbd0a506af8.pdf




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