東京でのイス軸法インストラクター練習会 その② | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。

時間になったので、会場に行きました。


50名近くのインストラクターの方々が集まっておられました。


カポエイラのイス軸法インストラクターのTさんが、自分に気を使ってくれて、前の方の席に座るように勧めてくれました。


イス軸法インストラクター練習会が始まりました。


自分は、気になった西山先生の言葉を、iPhoneのメモに書いて行きました。


普段なら、今、わからないでいつわかる、とメモを取る事はあまりしません。


しかし、今回は、メモをしました。 


『わかる』が頭で理解するなら、メモは必要ないと思うのですが、身体がわかる、には、時間が必要です。


その時に、注意すべき点や、大切な点が現れている、言葉、が、必要だな、と思いました。


東京でのイス軸法インストラクター練習会には、東京の方だけでなく、全国から来られているようでした。


そして、何より、いい人達なのです。


肩に力が入って、コイツ、どんな奴や、と探りを入れてくる雰囲気の方は一人もいません。


それは、代表の西山先生が、オープンな人柄で、優しい方であるからかも知れません。


が、一番感じたのは、ここにいる人達は、イス軸法を通して繋がった仲間である、と言う事でした。


だから、格闘技の世界でありがちな、相手を測る、と言う事をする必要がないのです。


自然に立つとは、何もしないで、ただ立つ事。


「イス軸法では何もしないで下さい。」と。


中心軸・体軸で立つ。


『何もしない。』が、今回の最大の収穫であり、自分の宿題となりました。


自分は、タイ🇹🇭で、コロナによる非常事態宣言が出ていた時、ほとんど外出せずに、毎日、一本歯下駄を履いてトレーニングしてました。


腰痛は改善されたような氣がしていましたが、猫背である自分は、一本歯下駄を毎日履くことで、腰回りの筋肉を固めていました。


結果、最後には、腰回りの筋肉が反った状態でロックして、仰向けに寝ると起き上がる事が出来なくなり、別の腰痛の状態になりました。


そして、イス軸法に出会い、それから腰は固めるのではなく、緩めるのだ、と、2年半の一本歯下駄で、固める癖の付いたのを緩めるようにして行きました。


自分では、一年かけて、腰に力が入るのを緩める事が出来たつもりでした。


が、


『何もしない』の言葉は、印象的な言葉となりました。


自分には、緩めようとする気持ちも手放して、ただ立つ、中心軸・体軸で立つと言う事なんだな、と。


どこか、身体に詰まりがあると、力をその部分で受けてしまいます。


それは、背中であったり、腰であったりします。


自分の場合は、腰でした。


それが、まだ抜けていない、と言う事を発見させてもらいました。


色んな方を触らせてもらい、色んな方に触ってもらう。


その事により発見させてもらいました。


これが格闘技なら、その場で何度も繰り返して、出来てない事を出来るまで、やろうとするのですが、今回は、それはしませんでした。


頑張ってしようとしたら余計出来なくなるな、と感じたからです。


それより、楽しい宿題としてタイ🇹🇭チェンマイに持ち帰ろう、と。


練習会の最後に、イス軸法のレベルテストを西山先生にしてもらいました。


タイ🇹🇭で、弟子達と一緒に練習していたのですが、西山先生のスピードは、体感でその2倍以上でした。


最初は付いて行けていたのですが、ある時点で、やばい喘息が出る、と思った瞬間、腰に力が入り、先生は、ハイ、レベル3と言われました。


流石、バレたか、と言う思いと、自分の次の課題が見えて、嬉しかったです。


又、体軸から力を出す、と言う事に関して、現象として、先生がやられている事は、自分は、大げさではなく、出来ます。


しかし、自分のは、体軸・中心軸を通ったものではなく、身体操作、テクニックを使ってやってます。


だから、結果は似ていても、内在するものは非なるものです。


レベル4のインストラクターさんや、西山先生は、体軸・中心軸を通った力なので、筋肉や骨を使った力とは違います。


と、言う事がわかったのも大収穫でした。


そして、多分、近い将来、自分は、出来るやろな、と勝手に思っています。


課題がわかっただけで、レベルアップしたな、と思い、方向性が見えただけに、楽しみになっています。


これからが面白くなって来ました。