タイ🇹🇭チェンマイ郊外のジムは、最近、田んぼだった所が埋めたてられて宅地化が進んでいる。
緑が多かった場所が、昔の仮面ライダーやキカイダーのロケ地のような荒涼とした空き地になっているのは残念である。
それまで、田んぼにいた生き物が、行き場がなくなってジムの中に迷い込んで来ているのだろうか。
先日は、車で出かけようとしたら、ボンネットの上に、グーキョーと言う地元の人も恐る緑のヘビ🐍が乗っていて、車を走らせた途端、エンジンルームの中に入ったのを見た。
エンジンルームを恐々開けて、ヘビを探したが見つからず、結局、エビ避けのスプレーをエンジンルームに振りかけて対処した。
3日程、エアコンをつけたら、ヘビ避けスプレーの匂いが室内に充満して、こちらの方が気分が悪くなった。
トカゲやヤモリ、巨大カタツムリ🐌、野鼠やリス、鳥類、蚊もデカいのや小さいの様々な奴がいる。
そして、今日、夕方、内弟子に稽古をつけた後、練習動画をチェックしている時だった。
内弟子オームが、ダイエット目的て来ている女性を指導して、その練習が終わりかけの頃、みんなが騒ぎ出した。
「ヘビが出た。」と、
ヘビは、それほど大きくなく、木の板の下に隠れたと言う。
自分は、取り敢えず棒を探してモップを持って、ヘビが隠れた場所へ。
皆んなは、グーハウだと言う。
グーハウとはコブラである。
それはアカン奴や。
下手に木の板をどけて飛びかかられたら大変だ。
そこで自分は、知恵を出した。
そうだ、飛び道具を使おう。
前回、グーキョと言う緑のヘビを退治した方法、空爆である。
自分は、10kgのバーベルプレートを持って行き、板の上に投下した。
これで2、3日放って置けばヘビは亡くなる。
しかし、完璧と思えた作戦も、自分は、相手を目視していないので、その穴に気が付かなかった。
「先生、コブラはコブラでも小さいやつやから、板と地面の石の隙間から逃げて来ますよ。」と、内弟子。
内弟子オームの手にも、自分と同じくモップが握られていた。
しゃあないな、板をひっくり返すか。
その役は、どうやら自分の役のようである。
目視していないから、変な恐怖心はない。
板をひっくり返すと、自分は、板の下の白い石しか目に入らなかった。
しかし、タイヤイ族のオームは、自分が敵を見失っていた時にモップで、子供コブラの頭にキレのある一撃を加えていた。
練習の成果だろうか、パンチもこれくらい一撃だったらな。
内弟子オームは、一撃で倒した子供コブラの亡骸を直ぐに何処かに捨てに行った。
雨季の初めに、ヘビがよく現れる、と聞いた事があるけど、田んぼが無くなったからと言って、家に来られても困るんだが。
生き物も人間も行き場のないやつが集まり出したのかな。
ヘビが出る場所は、豊かな場所と昔から言われる。
自分達も豊かになるのかな。
会長は、
「緑のヘビが出た時、ヘビは死なすに車のエンジンルームに入ったんやろ、車のナンバーと同じ宝くじを買おう。」と呑気な事を言っていた。
ちょっと対策を考えよう。