チェンマイ700年記念見本市会場で行われているLANNA EXPO2023に行った。
LANNAとは、チェンマイに都があったLANNA THAI王国の略で、会場の700年記念とは、LANNATHAI王国が建国されて700年と言う意味である。
LANNA EXPOとは、簡単に言えば、北タイの物産展である。
今回、物産展に行ったのは、チェンマイの物産に興味がある、と言うのではなく、そこで、古式ムエタイの師匠で、チェンマイムエタイ協会の副会長が、出店されているからである。
この師匠とは、35年来の知り合いで、プロモーターもされていて、内弟子オームの試合も組んでもらっている。
次のオームの試合のオファーを師匠からもらっていたので、打ち合わせも兼ねて、LANNA EXPOに行ったのである。
700年記念見本市会場の駐車場は車がいっぱいで、今回のイベントは注目されてるのかな、と思った。
実は、こう言うイベント、700年記念見本市会場では、名前を変えて、同じようなイベントが度々行われている。
だから、EXPOとついているけど、敷居は低く、入場料はタダである。
つまり、EXPOとついているけど、ちょっとしたオシャレなバザールと言った感じかな。
チェンマイ名物 セラドン焼き。
これは、ベンジャロン焼き。
トークセンと言う木槌でコンコン叩くマッサージ。
師匠のブースにて、
師匠は、ムエタイの試合や古式ムエタイの演武で頭にはめるモンコンを作られている。
前日、師匠は、イベントで古式ムエタイを披露された。
内弟子オームの次の試合に向けて、師匠手作りのモンコンを新調した。
モンコンのカラーは、ジムのカラーでもある青。
挑戦者の色である。
ただ単にものを売るのではなく、祈りを通して魂を吹き込む。
こう言う師匠の所作に自分は、ワイをした。(手を合わせた。)
これもLANNA THAI王国の伝統である。
会場で撮った写真を師匠に送ったら、
ファッションショーも行われていた。北タイの民族衣装を現代的にアレンジしたとか。
しかし、モデルさんは、どこの国でも、背が高くて、顔が小さくて細い人が多い。
ウォーキングが、プロやな、と言う人と、いかにも素人と言った感じの人がいた。真ん中の3人は間違いなくプロのモデルさん。雰囲気が違っていた。
古いものと新しいものの融合。チェンマイのデザイナー達は、伝統を重んじつつも未来を見据えている、と言った感じがする。
ナイトバザールで見かける所謂、チェンマイらしい土産物のような物だけでなく、チェンマイの新しい風を若手デザイナーから感じる事が出来たのは良かった。
停滞した雰囲気ではなく、伝統を大切にしながら未来に向かって進んでいるチェンマイの姿に、チェンマイの勢いを感じた日だった。
行って良かったな、と思う。