小学4年生のKs君を山岳少数民族リス族の村に預けて、空手家Kさんと自分は、タイ🇹🇭、ラオス🇱🇦国境の街チェーンセーンに向かった。
チェーンセーンは、ランナータイ王国(チェーンセーン王国)の古い都があった街である。
都が置かれると言うのは、要害の地であるとか、京都がそうであったように、風水の考えで、その土地が良いとされたりしたのであろう。
チェーンセーンの都は、東に川幅の広い、水量も多いメコン河が流れ、北、西、南を城壁や堀で街全体を囲んでいた。
ちょっとマニアックな言い方をすれば、日本🇯🇵の戦国時代にあった総構えの城である。
1262年モンゴル帝国の侵攻に備えて、より西部のチェーンラーイに都が移されるまで、チェーンセーン王国(ランナータイ王国の前身)の都だった。
街には、遺跡が、至る所にあって、ひなびた歴史の街の様相を呈している。
自分も空手家Kさんもこの街が気に入っている。
自分達がチェーンセーンの街に到着したのは夕方になってからだった。
そして、いきなりハプニングに見舞われた。
Kさんが日本🇯🇵からagodaで予約してくれていたホテルが、お金を支払っているのに、予約が入ってない、と言った。
受付のお姉さんは、インド人犯罪組織が、関与しているとかで、10月1日より、警察の指導の元、ネットでの予約をしていない、と語った。
「お金、払ったんやけど、、、。」
「うちらの所には、一銭も入ってない。」
「そやかて、、、。」
「これ見ろ、警察からの指導入って、ネット販売してない。」
「そんなん俺ら知らんやん。」
「あたしらも知らん。」
と、無限ループの問答となった。
こっちが被害者なのに、迷惑そうな顔をされたのは少々気に食わなかったけど、悪いのはインド人詐欺グループである。
オンラインでの予約しません。そんなん知らんやんけ。
1泊目のホテル。
泊まる場所が無くても困るので、今夜部屋ある?と聞くと、部屋は空いていたので、このホテルに泊まる事に。
後日気がついたのであるが、この街は、外国人観光客があまり訪れない為か、外国人に愛想の悪く見えてしまう人々が時々いる。
結局、宿泊費は、空手家Kさんがagodaとのやり取りで返金と言う事になったそうである。
宿はキープしたので、食事に行く事に、チェーンセーンには連泊の予定で、2日目は、自分の行きつけのホテルを、受付のお姉さんのラインに予約していた。
食事を行く時に、そのホテルの前を通った。その受付のお姉さんが、たまたまいたので、予約が入っているか心配になり、お姉さんに確認した。
我ながら、超アナログ戦術だった。
チェーンセーンのメコン川は、ラオス🇱🇦のビエンチャンやルアンパパンのメコン川より川幅が広い。
まさに、悠久の大河メコン、と言った感じのする大河である。
チェーンセーンのメコン川の畔には、夕方になると川沿いの歩道がにわかレストランになる。
これが、中々、情緒があって面白い。
自分達は、早速、歩道にゴザを敷いて、テーブルと小さい椅子を置いただけのレストランに陣取るのであった。
そして、チムチョムと言う、素焼きの器に野菜やシーフードをいれた鍋を楽しんだ。
ある意味、チェーンセーン名物。
シーフードのチムチョム。その他、チムチョムには、豚、鶏などがある。
食後は、チェンマイなどの都会とは違う、タイ🇹🇭の田舎のチェーンセーンの大晦日を楽しんだ。
お寺に行ったり、
コムローイを打ち上げた。
タイ🇹🇭とラオス🇱🇦の国境の街の大晦日だった。