情熱と熱意とスニーカー -19ページ目

しりとりおばさん

嘘のようなホントの話だ。



それは大阪でもセレブしか乗らないことで有名な地下鉄「千日前線」に乗っていた時のことである。

車内にいる人はまばらで地下鉄のガタガタという音だけが響いていた。


あー平和だなぁ。とれびあ~ん。なんて思い、ヨダレを垂らしていた時のことである。僕が乗っている車両の右端から「たまご!」って聞こえてきた。見てみると1人のおばさんが、座っていた若者に向かって叫んでいたのである。「たまご!」って。


もう全く意味が分からない。その若者はどう見てもたまごではない。人間だ。いや、もしかしたらたまごなのかもしれないが、わざわざ「たまご」と言わなくてもいいはずだ。


僕がヨダレを拭いて首を傾げていると、次のおばさんの行動でたまごの謎がとけた。


そのおばさんは若者の向かいに座っているサラリーマンに向かって「ゴマ!」って叫んだのである。


そう。しりとりをしてるのだ。その行動自体がそもそもおかしいんだけど、何故かすっきりした自分がそこにいた。

たまご → ゴマ → マントヒヒ → と続いている。僕は車両の左端に座っており、僕のところまでにあと5~6人必要だった。僕は何になるのかものすごく楽しみだった。



うんこ とか はなくそ とかだったら、もう立ち直れない。



ワクワクしつつ寝たふりをして待っていると、いよいよ僕の前まで来た。

僕の右前に座っていた、これまたサラリーマンのおじさんが「かう」だった。何でいきなり動詞?ルールはおばさんなのだ。名詞でも動詞でも構わないのだ。いや、もしかしたら牛のことを言ってるのかもしれない。


そんな森羅万象なルールに懸念しつつも、いよいよ僕の番である。

あろうことか前のおじさんが「う」で終わっているため「うんこ」というNGワードの可能性も出てきた。


僕は相変わらず寝たフリして薄めで見ていた。



...「うどん!」



そう言って隣の車両へ移っていった。


そりゃもう続きが気になってしょうがなかったのは言うまでもない。



イガグリ

客先での打ち合わせが中途半端に終わったので直帰している。


直帰。

なんと素晴らしい響きの言葉だろうか。これまでチョッキを来ている子供を田舎者と偏見の眼差しで見ていた自分が恥ずかしい。


これからは尊敬の眼差しで見るようにしよう。



しかし何ですな。
チョッキと聞くだけで、鼻をたらしているイガグリ頭の少年を思い出す辺り、僕の創造力ゲージは昭和でリミットになったまま増えることは無いな。



寒いゾウ〜

久しぶりに仕事っぽくサーバの設定をしてた。知らない人の為に説明しておくと、サーバとは首が長いゾウのことだ。

ことある度にパオーン。まるで象みたいに言いやがる。

ある操作をしたら実行中のまま止まってしまった。しかしここでキャンセルしたらこれまでの努力が水の泡だ!と思い、サクッと帰ってきた。

あんなに首と鼻を長くして待ったのに。