情熱と熱意とスニーカー -18ページ目

バイト日誌1

大学生の頃のことだ。


僕はセブンイレブンで深夜のアルバイトをしていた。
セブンイレブンを知らない人の為に少し解説しておくと、セブンイレブンとは、お弁当やジュースや雑誌を売っている店のことである。


こっちの言葉で表現するなら、いわゆる「コンビニエンスストア」というやつだ。


20歳になると「コンビニ」と呼んでいいことになっている。



さて。
そのコンビニは結構厳しくて、逆を言えば教育がしっかりしていた。
お客さんが入ってきたら必ず「いらっしゃいませ」と言わなければならなかった。


まぁ当たり前のことなんだけど、深夜だし、普通その辺はどこの店も曖昧なんだけど、そのコンビニでは店長が翌朝ビデオでチェックしたりするのだ。


ちゃんと挨拶してなかったら、次のバイト前に事務所に呼ばれて「挨拶とは」という演説を延々聞かされる。



こんな人が大阪府知事選に出馬したら「基本ができてるなぁ。」なんて感じで4、5票獲得するだろう。



そして、もしも当選するようなことがあれば、大赤字の大阪には、「いらっしゃいませ」という元気な声が響き渡ることだろう。



どすこぃ。


梅田の地下街に

「きっつ~い・・・。誰か水ちょうだ~い!」


と、誰に話すでもなく叫んでいる関脇級酔っぱらいOLが1人壁にもたれかかっていた。



誰か水をぶっかけて欲しいと思った。



水もしたたる千代大海。



大学生の大がくせぇ

営業と一緒に、ある大学の近くにある会社に商談に行った。そこは超田舎で、いわゆる大学だけがポツンとあるイメージだ。


だから最寄り駅は大学生だらけ。駅のホームがサークルの集まりみたいになってる。


今にも「飲め飲め~っ!イッキ!イッキ!」って聞こえてきそう。


そして僕と営業で飲み比べしそう。



とまぁそんな青春の思い出がよみがえるような駅なんですが、今日、商談の時間に遅れそうだったわけです。その会社までは、駅から歩いて10分かかるんですが、その駅に降りたったのが商談12分前。


なんだ、間に合ってるじゃん!と思うかもしれませんが、僕と営業の間には商談前に「コーヒーを飲む」というお約束があるのです。


これはもう昔からある約束で、守らないわけにはいかないのです。


二人で改札を出て、ホット缶コーヒーを買いました。残り時間、9分30秒。


二人でイッキに缶コーヒーを飲んで、小走りして、なんとか時間に間に合いました。



営業との缶コーヒー飲み比べに対して、手を叩いてくれる大学生は周りにいませんでしたが。