1986.11.9.長野県の
上高地に向かう山の中の
トンネルで交通事故を起こした。
前日、ウールデンという
茅野市にある山小屋に
宿泊し、翌日、ツーリングに
向かう途中だった。
シゲとヤッシの3人で向かった。
いつもは、オートバイを飛ばすが、
その日は、山の景色を楽しんでいた。
左側にダムがあった、
その先にトンネルがあり、
トンネルに入るなり一瞬、
みえなくなった。
トンネルいっぱいの観光バスが
自分の目の前に立ちはだかった。
バスは、何も悪くない。
自分がカーブで飛び出したのだ。
その時は自分のオートバイじゃなかった。
自分のオートバイは、RZ250は
リヤがドラム・ブレーキ、
そして、事故を起こしたのは
RZ250Rでリヤが
ディスク・ブレーキだった。
自分のオートバイが焼き付いていたので、
シゲがオートバイを貸してくれた。
トンネルの中がカーブしていて
明暗順で一瞬みえなくなった所へ
車幅いっぱいのバス。
びっくりして急ブレーキを掛けたが
リヤ・ブレーキがロックして
バスの前に出てしまったのである。
バスの運転手はブレーキを掛けてくれた
前輪で右足を捻り潰し、
後輪のダブルのタイヤの
1m手前で止まり引きずり出された。
命があったのは、止まってくれたからだ。
先に行った2人が戻ってくると
ジーンズがペッシャンコになった
自分がバスの下から出された。
その先にライダーブーツの中に
千切れた足が入っていた。
バスの乗客の方がバスタオルを差し出して
くださり足を止血した。
そして、一般の方が自分の息子もオートバイを乗るので、
他人事ではないと自分を運んでくださったのだ。
山に向かう救急車をリレーする形で
波多町立病院に運ばれた。
命があったのは色んな方の善意があったからだ。
29年、まだまだ生きる!
