母指圧の注意点 | ひびのおと

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メモ代わりに日々のなかで気持ちが向いたことを更新 
千葉県市川市で治療院を経営しているので健康に関する内容が多いです

大殿筋や大腿四頭筋のように大きい筋肉でも、治療ポイントは狭い範囲におさまることが多い。


そこを的確にとらえることができると、患者さまから「そこですねっ!」と声をかけられたりします。

そのとき私が使うことが多いのは指圧の親指を使う技法で、ピンポイントで筋肉の緊張にアプローチ。

しっかり圧を持続することで、慢性的な痛みや違和感が解消されます。


この指という繊細な構造で大きな筋肉の緊張にアプローチをするにはコツがあります。

それは〈母指MP関節を曲げること〉

これをすることで母指CM関節の負担が軽減されます。


そして複数の方向に圧をかけないことも大切。

治療ポイントの状態によっては、〈深部に向かって圧をかける〉〈付着部から引き剥がす方向に圧をかける〉というアプローチが必要なことがあります。

そんなケースでは両母指を重ねたり、患者さまの動きを利用すると負担が軽減。

治療家として長く活動をするには、自分の身体を丁寧に使う必要があります。