さや侍
始終何か口にしてしまう私です。
「しんぼる 」は結構好きでした。
三作目はいかに?
伊香藩水位微調役・野見勘十郎は、
刀を捨て、無断で脱藩し、
一人娘のたえと流浪の旅を続けていた。
勘十郎には懸賞金がかけられ、
賞金稼の三味線のお竜、二丁短銃のパキュン、骨殺師ゴリゴリに
追われる勘十郎だったが、
ある日、多幸藩の追っ手によって捕らえられてしまう。
殿様が勘十郎に処したのは「三十日の業」。
母を失った悲しみで笑顔をなくした若君を、
一日一芸で三十日の間に笑わせられたら無罪放免、
できなければ切腹というものだった。
翌日から、三十日間の試練が始まるのだが。。。
あー、どうしよ、
ちっとも笑えなかったよ。
先日、国営放送でレギュラー番組となった松本氏のコントを観たけれど
こちらも笑えなかった。
たぶん、笑いのセンスが彼とは違うのだと思う。
だから、
途中から、見物人が増えて、彼らは笑い、
殿様も笑いをこらえたりするのだけれど、
私は完全にアウェイ。
困ってしまった。
それと、最近流行りの、
子供で涙を誘うというのが、嫌いなんだよね。(-_-)
他の方のレビューを観ると、
3作品のうちのこの作品が一番好きとか、見やすいとか
書かれているものが多かったけれど、
これって、普通過ぎません?
賛否両論激しいのだけれど、
理解されなくてもワールドを貫くみたいな今までの2作品の方が
良かった気がします。
殿様は野見に感情移入していたけれど、
じゃあ、他の受刑者はどうだったのか?
彼のどこが気に入ったのか?とか気になりました。
とってつけたような親子愛とかも、
なんだかなーと思いました。
最後の歌も、歌自体はいい歌なのですが、
なんとなく、説教臭い感じがしました。
彼の笑いが分かる人は面白かったと思いますが、
私は今一つでした。
「大日本人
」の時も感じたのですが、
人を傷めつけたりするのが苦手なのかもしれません。
でも3作品とも毛色の違った作品で、
やはりとても才能がある方なんだと思います。
観る観ないは別にして、
次回作品が楽しみな監督です。
劇中に出てきたカステラが美味しそうでした。
やっぱり年がら年中、お腹は減っているらしい、私です。f(^^;)
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★☆
総合評価 ★★