2人のローマ教皇
Netflixの映画が、
アカデミー賞に沢山ノミネートされるようになってきました。
その映画を見るには、Netflixと契約しなければいけないわけで、
それはどうなんですかね、、、と、
ネット配信の映画が受賞対象になることに
未だに疑問を思っておりますが、
大きな映画賞ノミネート作品においては、
レビューを書いていこうと思います。
2005年4月、教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。
ドイツのヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿が教皇に選出され、
ベネディクト16世となる。
カトリック教会の方針に納得できないホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿は、
2012年、教皇に辞任の意思を伝える。
ベルゴリオと教皇ベネディクト16世は、
教皇の別荘であるカステルガンドルフォ宮殿で会うのだが。。。
この作品ではやはり、
ジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンスですね。
二人の芝居はもちろん、
アルゼンチンやそれぞれの苦悩が丁寧に伝わってきました。
ピザのシーンは大好きです。
音楽の使い方も良かったです。
実在した二人の教皇のお話ですが、
実際にはサッカーの試合を二人で観たという記録はないそうです。
でもこの映画を観た実物のお二人が
実際にサッカーの試合を一緒に観られたら良いなと思いました。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★☆
総合評価 ★★★
ノイズ
豪華キャストのサスペンス、
気になっていました。
離島で、妻と娘と暮らす圭太は、
黒イジチクで島起こしの中心人物となり、島民の期待を背負っていた。
そんな時、農園で不審な男を見かけ、
娘を拉致したと思い込んだ圭太は、男を意図せず殺してしまう。
今ここで殺人事件など起こせば、島の再出発が頓挫してしまう。
それを恐れた圭太は、その場に居合わせた幼馴染の純や
島の駐在の真一郎と共に、事件の隠ぺいを図るのだが。。。
漫画が原作だそうですが、そちらは未読。
それにしても美男美女の島ですね。
神木さんのお母さん役が鶴田真由さんというのがびっくり(+o+)
若すぎません?(^_^;
それはともかく。
望まない殺人をしてしまって、
その遺体の処理に困惑する、、、みたいなあらすじを知っていたので、
最初、コメディかなと思っていたのですが、
全然違いましたf(^^;)
ストーリー的には変わった部分はないのですが、
さすがの配役なので、
飽きずに見られました。
最後の絵の部分がよくわからなかったのですが、
それでも見ごたえありました。
でもちょっと観る側に対して不親切ですよね。
逆にはっきり見せない理由は何なのでしょう?
漫画は、ラストの部分が違うそうなので、
機会があったら読んでみたいです。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★
シン・仮面ライダー
GWはやっぱり映画が観たいと思い、
仮面ライダーは、
ゴジラよりもウルトラマンよりも興味がないのですが、
話題作だし、やっぱり観ておこうかな、、、と。
本郷猛は、
秘密結社「SHOCKER」の研究員だった恩師・緑川博士により、
昆虫の能力を持った怪人バッタオーグに改造される。
SHOCKERを裏切った緑川は
娘ルリ子と本郷をショッカーの基地から脱出させるが、
後を追ってきたクモオーグによって緑川は殺される。
自らを「仮面ライダー」と名乗り、
クモオーグを倒した本郷は、
続き、コウモリオーグとも戦い、
SHOCKERとの戦いに身を投じていくのだが。。。
自分でもびっくりしたんですけど、
映画鑑賞史上、最長で、
寝ました(爆)
一度起きて、また寝たというのは初めてです。
説明台詞が延々続き、ちょっと戦って、
また説明台詞。
新しい怪人が出てきても何だか似てるので
あまり興味がわかない。
割と早い段階で寝てしまって、
起きてしばらく見ても、似たような感じだったので
また寝てしまうという。
新しいキャラクターの一文字隼人が出てきても
はぁ、そうですか、、、という感じで
わくわくもしませんでした。
後から話を聞くと、
昔の仮面ライダー世代の男の子(?)や
テレビのメイキングドキュメンタリー観た人は面白かったらしいので、
ある程度、事前勉強した人だったら楽しめたかもしれません。
斎藤工さんや竹野内豊さんがシン・ウルトラマンやシン・ゴジラに近い役作りで出てるので
それも変な感じでした。
長澤まさみさんも、何だかなぁ。。。
庵野氏の、こういう映画が創りたい!という
丁寧に出来た作品だったのかもしれないのですが、
観る人を選ぶ作品かもしれないですね。
同時上映の『EVANGELION:3.0(-46h)劇場版』は面白かったのですが、
庵野氏は、まだエヴァンゲリオンに未練があるのかな、と
思ってしまいました。
今回はほぼ観てないのですが、
一応私なりの評価はつけておきますf(^^;)
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★☆
トップガン マーヴェリック
これ、映画館で予告編を観た時から、
絶対面白いはず、と思いました。
その時はまだ、最初の作品も観てなかったのですがf(^^;)
最初の作品も社会現象になりましたが、
この作品も“追いトップガン”という言葉が出来るほどの社会現象になりましたね。
私はと言えば、最初の作品をその後見たものの、
この作品もようやく観ました(^_^;
アメリカ海軍のエースパイロットだった、
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐は、
現在は戦闘機を降りて新型機のテストパイロットをしていたが、
ある日、精鋭パイロット養成学校「トップガン」の教官になるようにとの辞令が下りる。
目的は、近々予定されている某国核施設の破壊に向けて、
若いパイロットたちを訓練することだった。
その中には、ピートの亡くなった相棒の息子、
ルースターがいた。
期待通り\(^o^)/
しかし最初の作品から36年。
トム君は相変わらず恰好いい!
そしてジェニファー・コネリーも格好良かった(*^^*)
好きな女優さんだから嬉しい。
映像も凄かった。
アイスマンがヴァル・キルマーというのは失念してましたが、
良かったです。
冒頭シーンでテーマ曲やケニー・ロギンスの♪デンジャー・ゾーンがかかるのが
ファンじゃなくても嬉しい。
もうその「世界」ですよね。
この作品は、相棒の息子との確執が描かれているのですが、
マーヴェリックの戦闘機が爆発した瞬間、
ルースターがマーヴェリックの気持ちがわかるのが良かったです。
しかし、トム君はどの映画でも不死身ですね(^_^;
元気が出た年配の人たちは多いと思います。
というか、泣けた。
直球のつくりで映像も凄いので、
何回も観に行く人達がいるのもわかります。
大満足です(^ ^)v
ストーリー ★★★
映像 ★★★★☆
音楽 ★★★★
総合評価 ★★★★
茶飲友達
友人が面白かったというので観てみました。
佐々木マナは「茶飲友達(ティー・フレンド)」という組織の代表。
新聞に「茶飲友達、募集。」と広告を出していたが、
「ティー・ガール」と呼ばれる65歳以上の女性を派遣する、
高齢者専門の売春クラブだった。
ある日、マナは、スーパーで万引きする松子を助け、
「茶飲友達(ティー・フレンド)」に誘う。
実際の事件が元になっているそうですが。
登場人物の言動になんか違和感あって、
私には今一つでした。
実際の事件の元締めも、
若い女性だったのでしょうか。
風俗で怖い思いをしてきた人が、
売春で高齢者に生きがいを与えようとするだろうか。
あと、母親に売春を咎められて
「誇りをもってやっている」とか、唐突な感じ。
他の人物にも違和感ありでした。
松子が原因で事件が起きたとき、
ランキング上位の人たちが
その人たちだって、そこに生きがいを得ていたのに、
松子をなじることもなく、
あっさりその場から去ったのが、
“マナを描いた家族があっさり崩壊”という絵が欲しいために感じたりとか、
なんだかね。。。
割と話題になっている作品だそうですが、
高齢者問題を扱っている作品だったら「PLAN 75」の方が
私は好きです。
「カメラを止めるな!」と同じENBUゼミナールの企画。
「カメラを止めるな!」では、
オーディションは無料だけれど、受かったら、148,000円を払い、ワークショップを受けての参加。
この作品も、調べたら、
3万円という参加費を払って100名程度のワークショップオーディションを行い、映画製作されている。いずれも出演者のお金で映画を製作している。
聴取でマナが、
「高齢者の寂しさを利用して自分の寂しさを埋めようとしている」というようなことを
言われるのですが、
人を利用して、自分の利益を得る
やってること、同じだよね。
そこはどうなの?
と思ってしまいました。
熱演の参加者の方には申し訳ないのですが、
そういう団体に出ていると、
いつまで経っても俳優という職業の価値は上がらず
搾取され続けると思う。
俳優全体のためによくない、と思う。
この業界が変わってほしい。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★
【AmebaMeister】「えがお プラチナパック」を頂きました(^ ^)
ブログテーマ:株式会社えがおの日本一セット「えがお プラチナパック」体験レポートのお願い
AmebaMeister様から
株式会社えがお様の大人気健康サプリメント、
「えがおの肝油 鮫珠」「えがおの黒酢黒にんにく」がセットになった、
「えがお プラチナパック」を頂きました\(^o^)/
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国産黒酢100%使用で、黒酢フライのアミノ酸、乳酸菌を一緒に取ることが出来ます。
両方とも1日2粒が目安量。
健康第一だけど、諸々続けるのは大変。
良いものが手軽に取れるのは良いですね(^ ^)
※効果には個人差があります。
RRR
4月になりました。
今年は良いペースで映画を観ることが出来て嬉しいです。
やっと花見が解禁されたりして、
ようやく元の生活に戻りつつありますね。
さて、この作品、
注目度高くて気になっていたのですが、
上演時間が3時間越えということで躊躇(^_^;
脚本家の友人の感想聞いて、
観ようかなどうしようかな、と思っていたのですが、
アカデミー賞の歌曲賞を受賞し、
受賞式のパフォーマンスが凄かったので、
やはり観に行くことにしました。
1920年、
反英独立運動が各地で起こっていた大英帝国植民地時代のインド。
山間部の小さな村に住んでいるビームは、
インド総督夫妻に連れ去られた部族の少女を救うため、
デリーにやってくる。
一方、ある大志を持って総督指揮下の警察官となっていたラーマは、
その者を捕まえる特別捜査官に立候補し、
仲間と共に反英活動家の集会に潜入する。
やがて2人はお互いの素性を知らないまま出会い、親友となる。
友人に感想を聞いた時
「インド映画って観たことありますか」って聞かれて
「ムトゥ 踊るマハラジャ」を観ていたので、
あるあるって言ったら、
まぁ、そんな感じと言っていて、
まぁ、そんな感じです(笑)
とはいえ、「ムトゥ 踊るマハラジャ」とはちょっと違いますね。
主人公コムラム・ビームとA.ラーマ・ラージュは実在の人物で、
どちらもインドの独立運動の英雄だそうで、
もしもこの二人が出会ったらという発想から
この映画が作られたそうなのだけれど、
内容はインドの歴史を考えるといたって真面目だと思う。
しかし、真剣な内容なはずなのに、
それ、絶対笑わそうとしてますよね?
というところが多くて、私は一人爆笑してましたf(^^;)
演技の質というのもあるのかもしれない。
インドの方は、あの作品をどのように観るのか知りたいです。
エンディングでは二人だけではなく、
沢山の独立運動家が紹介されるのだけれど、
考えてみると、私は何も知らないな。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」では寝てしまいましたが、
この作品では3時間越えにもかかわらず、寝ませんでした。
タイトルの「RRR」は、
英語で起(Rise)、咆哮(ほうこう、Roar)、反乱(Revolt)の頭文字を取ってるのそうで、
ピンとこなかったけれど、
テルグ語、タミル語、カンナダ語、マラヤーラム語では、
怒り、戦争、血を意味するRの入ったそれぞれの単語が、
「RRR」のサブタイトルとして付けられているそうだ。
全く意味が違うよね。
それって、ほんと、どうなの。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★
PLAN 75
第95回アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品。
日本アカデミー賞では「ある男」が評価されたようなのですが、
倍賞千恵子さんが主演だということで、
観たいと思いました。
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。
満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行される。
夫と死別した78歳の角谷ミチは、
ある日、高齢を理由に清掃の仕事を解雇される。
職も住む場所も失いそうなミチは、プラン75の申請を考え始める。
一方、<プラン 75>の申請窓口で働くヒロムは、
申請に来た疎遠になっていた叔父と再会する。
先日「幸福の黄色いハンカチ」を観たばかり。
倍賞千恵子さんが演じる「老人」があまりにも自然なで、
役とはいえ、道路誘導員の仕事をしている姿は
ちょっと辛くなってしまいました。
私の親はとうに75歳を過ぎているし、
私自身ももう手が届く年齢になっていて、
この映画は身につまされる気持ちになりました。
自ら死を選択するとしても
この制度での選択は嫌だなと思いました。
しかし、本当に、
お金もなく、社会での行き場がなくなったらどうすればよいのだろう。
ミチのセリフにもありましたが、
誰でも歳はとるのです。
「75歳」という線引きの理由を知りたいと思いました。
ミチはあの後、どうしたのでしょうか。。。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★☆
幸福の黄色いハンカチ
私が良く利用させて頂いている
無料動画配信サイトのGYAO!が
3月末で終了してしまうそうです。
ショック!!(>_<)
私のこのブログで「動画配信サイトで観ました」と書かれているものは
ほとんどがこのサイトのものです。
違法性なく、良い作品を沢山観させて頂きました。
ほんと、残念です。
ショック!!(2回目)
さて、この作品ですが、
名作とうたわれているのにもかかわらず、
まだ観ていませんでした。
ちょうど配信されていたので観ることにしました。
失恋して自棄になった欽也は、
会社を辞め、退職金で新車を購入し、
北海道へドライブの旅に出る。
網走で、同じく失恋で傷心の朱美をナンパする。
二人は、海岸で炭鉱夫を名乗る勇作と知り合い、
三人で旅することになるが、勇作にはある秘密があった。
予想以上に良い映画でびっくりしました。
もっと早く観れば良かった。
ともかく、武田鉄矢さんと桃井かおりさんが良いです。
自然だし、どこにもいない個性があって面白いです。
あまりにも有名な映画で結末は皆知っていると思うのですが、
飽きずに最後まで観られるし、
それどころかクライマックス直前は、
ハラハラドキドキしてしまう。
かといって、余計なとこがなく、シンプルな映画なのです。
高倉健さんの存在感が凄い。
武田鉄矢扮する欽也に説教するところがあるのですが、
世の男性は皆、健さんに説教されてほしい(笑)
そんな健さんも最後の最後に弱気になって
二人に発破かけられるところが良い。
そしてその二人も弱気になってきて、
大団円を迎えるところは、
ストーリー知っていても、感動してしまいました。
まー最後の欽也と朱美のシーンはいらないかな、、、(^_^;
でも良かった、良かった。
古き良き時代の映画という感じ。
もうあの時代は来ないでしょうが、
1度は観ておきたい作品の一つです。
GYAO!さん、ありがとうございました。
終了するまで出来るだけ映画を観たいと思います。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★★☆
イニシェリン島の精霊
「映画を観る会」のメンバーの一人と鑑賞しました。
いくつか候補をあげてもらって、
その中で私が一番気になっている作品にしました。
アイルランドが内戦に揺れる1923年、
平和な孤島のイニシェリン島に住むパードリックは、
長年の友人のコルムから突然絶縁を告げられる。
理由も分からず動揺を隠せないパードリックは、
妹のシボーンや隣人ドミニクの助けも借りて何とかしようとするも、
コルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と言われてしまう。
この作品を選んだのは、
アカデミー賞で注目されていることと、
いろいろなサイトで書かれているあらすじに
“やがて島には、死を知らせると伝承される精霊が降り立つ”とあって、
「精霊」が気になったからなのだけれど、
「精霊」は特に意味はなかった印象。
というか、「死神」
二人の仲互いは、傍から見ると「子供の喧嘩」
それが意固地な大人がやっていてエスカレート、
恐ろしい結末に。
他の人のレビューを読むと、
内戦や戦争を象徴しているらしいのだけれど、
閉鎖的な所に住むと、こんな感じになってしまうのか。
ここには住みたくないなぁ。。。
しかし、ここでしか生きられない人たちもいるわけで。
理解は出来ないけれど、
俳優さんたちの丁寧な表現で
見ごたえある、というか、他にはない作品だと思いました。
若い頃は、
見つめられただけで妊娠する、と言われたイケメンのコリン・ファレルが
どうしようもないひねくれた男に見えるのがなんとも凄い。
何だかな~という映画ですが、
観て良かったです。
10年以上続いてた「映画を観る会」、
活動がストップして久しいのですが、
今年は再開したいです。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★