こんにちは!
父の大好物だったタコ
呑んだくれセルフケアアドバイザーの
ぐっさんこと長谷川智美です。
(旧姓は川口な私の自己紹介はこちら)
トマトスパにしました。
このくるんとなっているタコのさきっちょを
見ると、あることをいつも思い出します。
父の生前、
まだ私が学生だったころかな、
家族4人で
お洒落なイタリアンレストランに
行ったんですよね。
そしたら
ピザの生地がないから
ピザありません、て言われて
(未だに驚きますがパスタもない
と言われたような、、、)
何を食べたらいいんだ、なんて
愕然としながらサイドメニューを
頼んだんです。
イカやタコのマリネみたいなやつ。
私は真っ先にこんな先っちょのを
フォークでぶすり。したら
父も狙っていたのかタッチの差を
父の手の動きから感じました。
あ、
お父さん食べたかったんだな。
と私は察知しましたが
その時の私は
食べ物の嗜好が父と似ていることが
恥ずかしくてとても嫌だったこと
そして
かなり生意気だったので
あ、
お父さん食べたかった?
なんて気の利いたことも言わず
何事もなかったかのように
ふん!と、食べたのでした。
とても些細な出来事なのですが
なんて意地悪で可愛げがなかったんだ、
と未だにタコのくるん、を見るたびに
思い出されます。
ちくりと
小さなトゲが
胸にまだ刺さったみたいに。
ある歌の一節を聴くたびに
こんなことも死んじゃったから
話すこともないんだなぁ。
本当に
思い出でしか、
つながれないんだなぁ
と感傷に浸ってしまいます。
思い出だけで 繋がるしかなくて
- Cocco / 羽根 ~lay down my arms~ -
関西へ嫁ぐことが決まると
仲が良いと思っていた
母から大反対され
これまで見ていた景色が
がらりと変わりました。
私を子どもとしてではなく
ひとりの人間として尊重
してくれていたのは父だった
ことに気づいた矢先
私の門出を
温かく見送ってくれた父には
もうニ度と会えなくなりました。
忙しくて出なかった最後の電話。
家族の死はこんなにも悲しいものか。
ただ、
死は終わりじゃない
と強く思う。
年々、
増して思う。
こんなにもまだ
父は生きているのだ、
と繋がりを感じるから。
頂いた命が
喜んでいると
祖先は嬉しいんですって。
昨日31日が月命日でした。
今日からは新しい月が始まります。
気持ちが切り替わる
リセットの時。
今日も楽しく過ごせますように!
















