2024 No.42 読書メモ【名探偵のままでいて】小西マサテル | ライアンの日記。

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かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、71歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。

しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった!

そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。



「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか?

孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。

日々の出来事の果てにある真相とは…?

認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー!




第21回『このミステリーがすごい!』の大賞受賞作です。

ここ数年の『このミステリーがすごい!』の大賞受賞作を読んでいます。


【名探偵のままでいて】の作者 小西マサテルさんは、芸人さんのラジオやライブの構成なんかをしている放送作家として活躍されている方なんですって。

この本を知ったのもお笑い芸人さんのinstagramだったから、「なるほど〜。だからこの本の帯をナイナイ岡村さんが書いたのか〜」と納得でした。



大学生の頃に「ミステリサークル」に所属し、喫茶店で連日のようにミステリ談義を繰り広げていた元校長のおじいちゃんは、認知機能が低下すると幻影が見える病気を患っています。

けれど、主人公の孫娘が身の回りに起きた謎を話すと、当時の頃を思い出すかのようにおじいちゃんは輝きを見せ、謎解きに入ります。


本の感想や、お話を作って聞かせたり言い合う、孫娘とおじいちゃんの関係性が良いなぁ…


サクサク読みやすいんだけど、どっぷり重厚ミステリーというよりは、軽めのミステリーという感じで、「大賞受賞作なんだっ!!」と意気込まずに読んだ方がいいかなぁ…と思いました。


ミステリーを普段読まない人には良い1冊かも。



本の中に出てくる【物語を紡ぐ】という言葉が印象的で素敵でした。


それと、「本ってスマホで読めばよくない?今どきあえて文庫を手放さないのって…」みたいな文が出てくるのですが…

私はスマホやiPadで本は読めないタイプ😅

一度、電子書籍で読んでみたけど読みにくいし、読んだところがわからなくなっちゃったり、目が異常に疲れてしまって…

もちろん、紙の本をずっと読んでいても目は疲れるけど😅

本の紙の匂いや重さ、ズッシリと重いけど、それを読み終わった時に「こんな分厚い本を読んだんだ〜ヽ(=´▽`=)ノワーワー」と感じる達成感。

これを味わえるのは紙の本ならではじゃないかなぁ…なんて思ったりしました。



海外のミステリー本の名前が登場するのですがら知らない本ばかり…

まだまだ知らない本がいっぱいあるんだなぁ…と勉強になりました😄


続編があるみたいなので、ポチッとしてみました😄