食品用ラップは100均、スーパー、薬局などあちこちにいろいろな種類が売られていますが、表示を見たことはありますか?
私は安いラップはありがたい!と思ってそれだけを使っていた時期もあります。
食品用ラップは主に3種類の材質に分けられています。
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☆ポリエチレン(非塩素系)
【ポリラップ・ハイラップ・ビューラップなど】
・値段が安い
・無添加で燃焼しても塩素ガスが発生しない為、環境に優しい
デメリット
・酸素を通すためニオイ移りしやすい
・耐熱温度が低く電子レンジの使用に不向き
食品にくっついて溶ける恐れがある
耐熱温度110度 耐冷温度-60度
用途
・水分は通しにくく、酸素は通しやすいため、野菜や果物など空気を必要とする素材に向いている
・密着性…△
・カット性…△
・鮮度保持(野菜・果物)…◎
・臭いの漏れにくさ…△
・価格…安価
・燃焼時の塩素ガス…なし
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☆ポリ塩化ビニリデン(塩素系)
【サランラップ・クレラップなど】
メリット
・ニオイ・酸素・水分を通しにくい
・食材の酸化劣化の抑制や乾燥を防止し、みずみずしさを保つ
・耐熱性があり電子レンジ加熱にも使える
耐熱温度140度 耐冷温度-60度
・引張弾性、カット性、透明性など一番優れているが、他素材
の製品と比較して最も高価格
デメリット
・添加物も含まれており燃焼時には塩素ガスが発生するリスクが
ある
用途
・空気に触れることで劣化しやすい肉・魚類の保存
・長期保存
・匂い移りのしやすい食品
・密着性…◎
・カット性…◎
・鮮度保持(肉・魚類)…◎
・臭いの漏れにくさ…◎
・価格…高価
・燃焼時の塩素ガス…あり
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☆ポリ塩化ビニル(塩素系)
【リケンラップ・ダイアラップ・ポリマラップなど】
メリット
・収縮性が高く破れにくいので、蓋代わりに容器を覆うことで食
品にごみが混入するリスクが少ない
・耐久性がある
デメリット
・酸素や水分はポリ塩化ビニリデンよりも通りやすいので、長期
保存には不向き
・燃焼時には塩素ガスが発生するリスクがある
用途
・飲食店で重宝されている
・業務用が多い
・カット性…◎
・鮮度保持…〇
・臭いの漏れにくさ…〇
・価格…高価
・燃焼時の塩素ガス…あり
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簡単に使い分けをするのなら⬇️を参考にしてにしてみてください。
それぞれの特徴を理解して、使いやすいように使われると良いと思います。私は安価で無添加なポリエチレンを工夫しながら、よく使っています💦
ポリ塩化ビニリデン(サランラップ、クレラップなど)…
長期保存や、肉、魚の保存、ニオイ移りしやすい食品
ポリ塩化ビニル(リケンラップ・ダイアラップなど)…
残ったおかずの蓋代わり
ポリエチレン(ポリラップなど)…野菜、果物の保存
また、どのラップが溶けてしまうことがありますので、深めの耐熱皿に入れてラップが直接つかないようにするなど工夫をしてください。
シリコンラップ、蓋などの利用もよいと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます😊