防災袋に入れておきたい、心構え | マロウの徒然日記

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ガーデニング記録を中心に、日々の暮らしをつれづれなるままに・・・

昨日の地震では、
大した被害がなかったのですが、
20数年前の
阪神淡路大震災が
蘇りました。

あの震災でも、ウチは
震度4の揺れで、
花瓶が割れ、
壁紙に亀裂が入る程度だったのですが、
ゴォーッという地鳴りの後の
縦揺れ、横揺れは、
かなり不気味でした。

昨日も揺れ始めた時は、
大きな地震になるのでは…という不安が
頭をよぎりましたね。

亡くなられた人もあり、
ご遺族の方の無念さは、
察してあまりあります。

災害に遭えば、
亡くなったり
ケガをしたりしなくても、
電車に閉じ込められる、
また交通手段がない、
ガスや電気が使えないなどの
不自由な生活を余儀なくされますよね。

早い復旧が望まれるのは、
当然なのですが、
今日
ラジオで復旧作業についての話を聞いて、
少し考えさせられました。

今まで復旧作業をする側にたって、
考えたことはなかったんです。


昨日の地震では、
鉄道やモノレールが運転見合わせになって、車内に閉じ込められた人も
大勢いらっしゃいました。

開通のめどが立たないまま、
閉じ込められているのは、
さぞかし辛いだろうと思います。
苛立ち、
疲れ、
体調を崩したり、
用も足したくなるでしょうしね。

さっさと降ろして!
って言いたくなるでしょうね。

でも災害で鉄道が止まったら、
復旧作業員は、
レールの上を歩いて
目視で損壊や危険物の有無を
確認するんですって。
そうして、安全が確認されない限り
乗客を降ろすことも、
運転再開することもできないんですってよ。

二次災害を防ぐためには、
当然と言えば当然なんですが、
やはり、
そこは、ハイテク時代でも
人の目が必要で、
時間が必要なんですね。

そういう陰で懸命に作業してくれていると
知っていたら…、
苛立ちも少しは、
抑えられませんかね。

復旧の仕方、
長い時間が必要なこと、
知っておいた方がいいですね。



ライフラインの復旧で
一番時間がかかるのは、
ガスだそうです。

ガス管を修理しただけじゃ
ダメなんですよね。
作業員が一軒一軒
戸別訪問して、
ガス器具の点検をしなくちゃいけないんです。
これも言われてみれば、
その通りですよね。
ガスが家まで届いても、
家でガス漏れしてたら、
えらいことになりますよ。

一軒一軒、訪問して点検するんだから、
時間かかるのは、
当然だわと
承知できれば、
不自由な生活もガマンする気になる。


やはり
復旧の仕方
長い時間が必要なことを、
知っておいた方がいいですね。


普段、便利に暮らしてるから、
交通も、
通信も、
ライフラインも
使えなくなると、
たちまち、困った、困った、
早く何とかしてという気持ちになりますが、
そこには、辛抱せざるを得ない
現実的な状況があり、
懸命な人の努力があるということを
頭のすみに留めておこうと
思いましたね。


昨日のニュースで、
鉄道が使えないから、
徒歩で帰宅している方々が、
新淀川橋を列を作って歩いているのが中継されてました。

何キロ歩いて帰られるんだろう?
疲れてるだろうな。
そう思いながらも、
割り込んだり、
人を押しのけたりせずに、
順序よく列になって歩く姿に、
日本人の美徳を見ましたね。

辛い時でも、
公衆道徳を遵守する。

やっぱり
日本人は、いい民族やわおねがい


私自身、
被災したときは、
こういう方々のことを
思い起こそうと思いました。
これも、
防災袋に入れておきたい
心構えです。