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ここから先は意識がないため、後から聞いた話で時系列にまとめてみる。
普段から通院している病院に到着。
先ほど母が電話かけた主治医が伝えてくれていたのか、当直の先生がすぐにCTかMRIを撮ってくれた。どっちなのかは定かではない。
「出血してますね。ただ…」
くも膜下出血なのは間違いない出血の仕方。
それは明らかなのだが、どこから出血しているのかわからない。それが1番最初の検査結果だった。
当直の先生しかいなかったため、詳しい検査ができない。
けれど、事態は一刻を争う。
近くの大きな病院に連絡をしてくださり、休日にも関わらず脳外科のDrたちが揃っている病院を見つけ、救急車でそのまま移動となったようだ。
ありがたいことに、検査をしてくれた当直のDrも同乗し、移動先の病院に経緯など引き継ぎをしてくれた。
父と彼はこの病院で集合し、救急車に乗り切れないため電車で移動してくれたようだ。